独断と偏見で選ぶ スポーツ選書100
2022/08/13更新
これまで読んできた3000冊近くの本の中から、お勧めの100冊を紹介していきたいと思います。
少しずつ紹介していきますので、順位はその都度、入れ替えます。
また、読んでいない本はランキング外ということで。
第81位 光岡英稔,甲野善紀『武学探究 巻之二』(冬弓舎)
武学探究の2巻目です。
この本の内容を読んで、理解できる日が来ることを願います。
分からないことを、分からないということができる自分で、今後もいられたらなと思います。
第82位 綿引勝美「コオーディネーションのトレーニング」(新体育社)
コーディネーションに関する本です。東ドイツスポーツの秘密という副題がついています。今思うと、この本でベルンシュタインと出会い、生理学への道(大学での専攻)を決めた私の人生に影響を与えたんだと思います。初めて読んだのは高校生くらいの時だったと思います。アメリカ以外のトレーニングに憧れていた時期でしたので。難解すぎて分からなかっただろうと思いますね、当時は。
第83位 へスス・スアレス,小宮良之=著『欧州サッカー名将への挑戦状』(東邦出版)
名将を斬る、という感じでしょうか。日本のメディアでの扱い方と違う視点で、サッカー監督という仕事を見れるような気がして読んでいました。他にもシリーズ本が多数です。
第84位 東邦出版編集部=編「その道のプロ18人が断言 サッカーする子は「これ」で伸びる!」(東邦出版)
スポーツを子どもにさせたいと思っている親向けですね。
多くの親が、この本で書かれていることを実践できていけば、すごい子どもたちが育つと思います。
第85位 糀正勝「ドイツサッカー伝説」(七賢出版)
1995年刊行の本です。
この当時、ドイツサッカーについて詳しい書籍は少なかったので、非常に勉強になりました。
第86位 渋谷英秋「イングランドにサッカー留学するための本」(中経出版)
イングランドのサッカー界における育成システムを知ることができます。留学したい人は必見ですね。
そういえば、この本を読んだ当時に書評としてblogに掲載し、雑誌にフランスでのレポートを掲載したら。
私をスポーツ留学の斡旋者と勘違いした保護者から、我が子の留学にはどこがいいか教えてほしいとメールが来たことがありました。
懐かしい思い出です。
第87位 内田樹,平尾剛『ぼくらの身体修行論』((朝日文庫新刊)
付箋を20か所以上使いました。
何度も読み直したい本です。
スポーツを指導する人にはお勧めです。
「1秒フライングできたら」
「ノー・ルック・パスがいい」
「他人の身体を操る」
「時間」と「身体」を細かく割る
「内臓を上と下に分けましょう」
「動きの鑑定」のすすめ
「継続は力なり」は本当だった
「裸足で走ってつかんだ感覚」
「わたしにはスランプはありません」
「練習は腹八分目あたりでやめる」
「必然性のある動き」 そこしかないという線がある。
いや~この題目だけで中身がわかる人は、本物ですね。
第88位 中島敦「李陵・山月記 弟子・名人伝」(角川文庫)
いや~名人伝は素晴らしい!指導者と選手としての大事なことが描かれています。指導のポイントをしっていたのか、と思えるくらい、的を得た話です。弓を引いてみたくなりましたね。
いい本を買ったと思いました。
第89位 上野山信行『日本のメッシの育て方』(経済界)
本の推薦の帯を書いているのが、宮本恒靖です。
2016年、ガンバ大阪の試合を見に行き。
翌日のファン感謝デーで、帰ろうと思った先の売店でオーラを放っていたのが、
宮本氏でありましたから、何かの偶然かと感じるわけです(笑)
思考力を鍛えるために、「教えない」コーチングというのが大事なんだと再確認できました。
教えることは確かに大事です。
それと同じくらい、教えないことも大事だと思います。
自ら動く子に育てられたら、育成は成功したと言えると思っています。
これからも、スポーツの「育成」について勉強していきたいと思います。
第90位 BS-i『サッカー新世紀~JAPANへの提言~』取材班「W杯日本勝利への最終提言」(徳間書店)
2001年刊行の本です。2002年日韓ワールドカップ直前に発売されたことになります。
いやー、結構詳しい。今知りたいことを得られる本。育成システムに関するレポート書きたいねぇ。