独断と偏見で選ぶ スポーツ選書61-70位 | ともぞうのブログ 昨日の自分を超えてゆけ!

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読書日記 スポーツの育成システム、アフォーダンス、クオリア、ディープ・プラクティスについて勉強中です。

独断と偏見で選ぶ スポーツ選書100

2022/08/13更新

 

これまで読んできた3000冊近くの本の中から、お勧めの100冊を紹介していきたいと思います。

少しずつ紹介していきますので、順位はその都度、入れ替えます。

また、読んでいない本はランキング外ということで。

 

第61位 内田樹『日本の身体』(新潮社)

 使うほどに発見がある、
 私たちのからだ。
 運用の達人、12人との
 名物対談集!
という帯が目に留まりました。

 何度も読み返してみたい内容でした。
 勉強になります。

 

第62位 内田樹,三砂ちづる『身体知 カラダをちゃんと使うと幸せがやってくる』(講談社+α文庫)

 内田樹さんの話は、身体を勉強する人にとって、とてもヒントとなる言葉が出てきますね。
 勉強になります。

 

第63位 諏訪正樹『「こつ」と「スランプ」の研究 身体知の認知科学』(講談社選書メチエ)

2016年刊行の本です。
 アフォーダンス関連の本ということで読みました。
 こういう分析を、学生時代にしたかったのだと感じました。
 こうした視点をいつまでも失わずに、競技の指導を続けていきたいですね。

 

第64位 W・アンドレ「スポーツの経済学」(白水社)

フランス国内のスポーツ経済学について書かれた本の翻訳です。

 1991年刊行の本なんですが。

 フランスのスポーツ事情についての本の、これ以前には少なかったので、貴重な内容です。

 今読んでいても、日本のスポーツ事情はまだ追い付いていないと感じています。

 

第65位 安藤隆人『走り続ける才能たち』(実業之日本社)

プロローグを読んだ時に、この本を買って良かったと思いました。自分は何者になれるのか、強烈な思いを抱き続けている人は、きっと何者かになれると思っています。著者の安藤さんが、サッカーが好きで、もっとサッカーが見たいと思い、サッカージャーナリストを目指し、決心するキッカケとなった出来事を追っていきます。しかもそれは、今、私たちが誰でも知っている有名人である、海外で活躍するサッカー選手であり、その高校時代を見ていたことに驚くばかりです。

 人生が変わる瞬間というのは、きっと訪れるんだと思います。気づくことができるかどうかというのがポイントで。人生が変わるような体験をできた安藤さんは、きっと幸せな毎日を過ごしているんだなぁというのが、読んでいて伝わってきました。

 私自身も、自分の好きなことをしたいと思って海外のスポーツクラブを見に行ったことを思い出しました。言葉も分からないフランスのオセールという町を、たった一人で歩いた日のことを。取材といっても、言葉が通じない(フランス語を話せない)ので、メモしていたフランス語の単語でコミュニケーションをとった日のこと。スポーツの育成システムを勉強したくて、フランスワールドカップで注目されたフランスを中心とする、海外のスポーツクラブ文化を学んだあの旅は、今の自分自身を作っています。

 安藤さんが各地の取材をしている部分の文章を読んでいると、仕事というよりは、選手たちの成長を見ていたいというワクワク感が伝わってきます。安藤さんがかけた言葉で成長する選手たちを見ると、安藤さんは自分も成長したい、と言っています。

 読んでいると、自分はこのままでいいのだろうかという気になります。それは、選手たちの成長する姿を見ているから。そして、安藤さんも成長しているから。今のままでいいのかと思っている自分に、勇気を与えてくれる本でした。

 

第66位 学研[ストライカーDX]特別編集『サッカースターの少年時代 プロになった16人の成長物語』(Gakken)

 香川真司、本田圭佑、山田大記、関口訓充、佐藤寿人、槙野智章、権田修一、細貝萌、

 メッシ、イニエスタ、シャビ、ピルロ、アザール、エル・シャーラウィ、テリー、ネイマール、

以上の16人の成長物語です。

子どもが読んで、感化してくれればと思いますね。

 

第67位 小田伸午=編「運動科学実践編 二軸動作がスポーツを変える!」(丸善)

陸上の指導にとって、とてもヒントいっぱいでしたね~もっと早く読みたかったと思うくらいです。早速、部活の指導で試しているところです。

 

第68位 村松尚登,小澤一郎『日本はバルサを超えられるか』((河出書房新社)

2013年刊行の本です。

 日本の今のサッカーを取り囲む環境を改善するための提言がなされています。

 バルサでコーチを務めた人と、最先端を取材した人との意見なので、

説得力があります。ぜひこうした意見をくみ取っていただけたらなと思います。

 また、スポーツの指導者として、考え方を取り入れることはできるはずなので、頑張りたいと思います。

 

第69位 林成之『何歳になっても脳は進化する!』(三笠書房)

達成感は、脳にとって非常に大きなごほうびです。p75

 

 そうなんですね。スモールステップをクリアしていく喜びは、大切なことが分かります。

 

 「毎日、同じ道を同じ時間に散歩する」p190

 

 そうやって反復を繰り返すと、それ以外の微妙なずれを感じることができるのだとか。

 だとすると、動作の反復練習というのはスランプ脱出のためにも有効なことなんだと思います。

 

 あと、楽天的な性格だとか、否定語を口にしないだとか、

 プラス思考が人生に与える影響を考えると、

 今のままのプラス思考でいきたいなと思います。

 

第70位 後藤健生「世界サッカー紀行」(文芸春秋)

 

2002年に改訂版が出ています。

 アルゼンチンの若手育成は,「テクニックは教えるものではない.自然に身に着けるもの」という考え方で,各クラブはそれぞれの方針に則ってセレクションしたユースチームに,とにかく多くの試合をさせ,選手に競争をさせる.p229