このニュースを見て、VRに関するニュースだと思うか。
もしくは、運動学やアフォーダンスに関することだと思うのか。
その視点の差が、勉強しているかどうか、アンテナを張っているかどうかだと思います。
人気アプリ「Beat Saber」の5万人以上のプレイヤーの匿名化されたVRデータ記録250万件を分析し、わずか100秒間のモーションデータから94%以上の精度でユーザーを一意に特定できるという研究結果を示した論文が、未査読論文リポジトリのarxiv.orgに掲載されています。
VRゲームで、飛んでくる光を、右手と左手の剣で切っていく音楽ゲームだと思うのですが。
その動き(モーション)が、人それぞれに違うということですね。
これは、運動と言うのは、手首がどうとか、足首がどうとか。
そういう部分ではなく。
全体としてどうなっているのか。
例えば、この動きは、三苫選手みたいなドリブルだ。
この走り方は、ウサイン・ボルトみたいだ。
動きに、いろいろな特徴があるわけです。
ですから、右手と左手で光を切る、という動作を分析しても、
個人差が大きく、動きで特徴を特定されるというニュースなのです。
ここからはこのニュースから受ける応用です。
では、どうやったら一般人が、一流選手と同じような動きができるか。
真似が出来る、というのがひとつのポイントです。
動きの特徴が分かっている、ということ。
これを自分で出来る人は、自己修正できます。
これが出来ない選手でも、コーチが出来れば、
そのコーチの動きの見本を見ながら、修正できます。
運動を、全体の動きとして感じられるかどうか。
ここがポイントだと思います。
そういう観点でニュースを見ていけると。
動きの改善にも繋がるかと思います。