2021/5/31/ 2809.M・チクセントミハイ=著,今村浩明=訳「フロー体験 喜びの現象学」(世界思想社)
フローについて勉強したくて読みました。
いや~難解です。
大学生が、体育について専門に学んでいって、なんとか理解できるかどうか、という感じでした。
巡り巡って、ようやく学んだ内容が半分くらいは分かるかな、という実感でした。
何度も読み直す必要がありそうです。
非常に、根気強く読み直す必要がありますが。
理解を終えると、一歩進んだ状態になっていることでしょう。
半分くらいの理解で、うーんという感覚になりました。
哲学を勉強した読後感に似ています。
フローについて深く、専門的に勉強したい人向けの内容だと思います。
意識の限界、という内容のページでは、人が処理できる情報量について詳しく書かれています。それが分かると、同時並行作業、つまりガムを噛みながら歩くというレベルから、左手で本をめくり、右手でスマホを操作しながら、脚は固定自転車をこいでいる、なんて複雑な動作をするのは、いかに困難かが分かります。
だからこそ、同時に処理する訓練をすると、脳に変化がありますし。同時に処理できるタスクが増えます。
そんな話が、前回読んだ、ライフキネティックに繋がってくるから。
人生は面白いですね。