そのラーメン屋はこの建物の中にあるはずだけど、

 

 

 

 

看板の類は一切見当たりません。

 

 

1階にそれらしき店がないので奥の階段を上っていくと、こんな扉のお店が。

 

 

 

 

ドアの横に小さすぎてよく見えないプレート、

 

 

 

 

さらに近づいてみると、

 

 

 

 

確かにラーメン屋ですね。

 

 

6種類あるラーメンのうち味の想像がつくのは「醤油」と「塩出汁」かな・・・

 

 

 

 

あとはよくわからないのでとりあえず醤油を注文する。

 

 

 

 

実に香ばしい醤油味がストレート麺に適度に絡んでこれは美味しい!

 

 

醤油に負けない出汁も何かの味や香りが突出することなくとてもバランスがいい。

 

 

往年の荻窪「丸福」を彷彿とさせるようなとてもよくできたラーメンです。

 

 

まあ、味の好みはあくまで主観ですから人それぞれの好き嫌いはあるでしょうが、醤油ラーメンが好きでこのラーメンが嫌いという人はいないんじゃないかしら。

 

 

と、そこまでは普通の話。

 

 

この店の真骨頂(?)は想像がつかない方のメニューなんですね。

 

 

と言ってもまだ季節限定の「SPECIAL」しか食べてないんだけど、その名を「林檎とすももの塩」と言います。

 

 

 

 

シロップ漬けのまだ固くて小さなすももと、同じシロップにちょとだけ漬けたようなリンゴのスライスが塩味のラーメンにトッピングされている。

 

 

いや、それだけなら味は想像できるんだけど、この塩味のスープがなんとも言えず神秘的で不思議な味なんです。

 

 

何にも似ていない複雑な香りで、一体何と何を混ぜ合わせるとこうなるのか全く想像がつきません。

 

 

そこに酸味が少なく甘みは強め、食感は柔らかく水分少なめのリンゴ(王林かしら)が加わってさらに混乱を助長させている。

 

 

美味しいのかどうかすらわからないけど面白いこと間違いなし!

 

 

大型店やチェーン店では絶対にできないこういう遊び、大好きです。

 

 

そこそこ大きくて広いこのラーメン店、作るのも出すのも全てたった一人でやってるせいか、6種類のラーメンも唯一の飲み物のビールも全て同じ1000円っていうのも潔くていいですね。

 

 

ミルク系も食べてみたいけど、SPECIALがしょっちゅう変わるようだしこれは嬉しい悩もがまた増えた!

 

 

まあ、一番の悩みは胃袋が小さくなって昔のようにいっぺんに4人前とか食べられなくなってしまったことかもしれませんが・・・

 

 

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