(続き)

 

さてさて、これが東高円寺とんきの看板です。

 

 

 

 

はっきりと「支店」を謳ってる!

 

 

確かに皿に盛られたとんかつを見ると「支店」も頷けるけど、歳の行った夫婦二人だけのオペレーションといい、本店より安い価格設定といい、そして本店ではやっていないランチがあったり、違うところも多くてそのあたりはちょっと謎ですね。

 

 

ソース入れと七味は本店と同じだけど、本店には醤油と塩は並んでなくて注文があるとこれと同じものを出してくれます。

 

 

 

 

そして見た目そっくり、ただしランチにつき肉が薄めのロースカツですが、

 

 

 

 

ころもは粉が3度づけ、4度目がパン粉なので本店より更に厚いはずだけど、食べてみるとフワッと柔らかく、かえって軽くて薄く感じる。

 

 

この差は結構大きく、本店のころもがその硬めの食感で強く主張しているのに対してこちらはあくまでも控えめでいい香りの油を保持する役に徹している感じ。

 

 

もう一つの違いは、肉の繊維を壊しすぎていないので正常な肉の食感でこれもマル。

 

 

肉そのものはそれほど味があるわけでもなく、よく揚がっている分多少はパサつきもあるが、とんかつとはそういう料理。

 

 

味気ない肉にころもを纏わせ、それを揚げることで油を吸わせ、味と香りと食感を足すことで美味しくなるんです。

 

 

昔は朝鮮料理と呼んでいた焼肉なんかを見ても、最近はA5ランクの和牛を売りにしたりと材料に偏る傾向があって、その材料を生かすために塩のみで炭火で焼いて食べたりして、確かに美味しいかもしれないけどそれはもう「焼肉」とは呼べないですよね。

 

 

それはともかくとして、このちょっと不思議な「とんき」、少なくとも本店ではやっていないランチの時間に、しかも並ばずに食べられるだけでも行く価値あると思うんですがいかがでしょう。

 

 

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