こんばんは、冨沢ですね!
今日、中学生の作文を読ませてもらう機会があったんです。
部数は大体60部くらいで、読むのが結構大変だったのですが、なによりも一人ずつ書いていることが違うので面白いんですよ。
まぁ、内容が違うのは当たり前なんですけど、作文の大きなテーマは一緒なので、似たり寄ったりになる可能性もあります。
けれども、違う内容を書いてくるというのは、それだけ一人一人がいろんなことを考えて過ごしているのだな、と思いました。
ただ一つ目についたのは、なんだか…こう…。
こまっしゃくれてるんですよね(笑)
大人ぶっているというか。
論文みたいというか。
僕は国語の教員免許を持っているので、作文の添削する側の目線に立つことが多いのですが、もちろん例に漏れず、作文は上手に書けるほうがいいです。
語彙が豊富とか。
構成がいいとか。
だけども、それよりもまずは中学生が伝えたいこと、書いてみたいことをそのままの言葉で書くことのほうが大切です。
だって、それは就活の履歴書でもなければ、大学の論文でもないんですもの。
ある子の作文は文体もでたらめ、字も汚い、一マス空けもできていない、といろいろあるのですが、それでもその子の作文は人の心を打ち、コンクールで賞をとったそうです。
人を批判して、自分の論理を書いたものでもなく、自分の意見を正論としてゴリ押すわけでもなく、ただただ自分は「こう感じました」と書いた内容です。
そんな素直な内容が等身大のその子を感じ取れたそうです。
感じたことを感じたままに書いたものが、やっぱり人の心をグッと掴めるはずです。
というのを、自分の演技にも必要だなと、反面教師な夜更けを迎える(笑)