こんにちーは
日中もだんだん寒くなってきましたね
マジで冬嫌い・・・どっか行け
先日朝、駅に向かう人の流れに流されて歩いていました
すると後ろから、スッタッタッタッタッと走ってくる足音が聞こえてきました
ああ、電車に乗り遅れちゃうから走ってるんだなくらいに思っていると俺の真横を駆け抜けていきました
よくいるアメリカンスクールの制服を着た女子高生でした
その瞬間です、よほど焦っていたのか背中のチャック全開状態のリュックから何かが落っこちたのです
ファファッ!!!!
何かが落ちたっ!!!!
すげー人数が歩いているのに誰も拾わんのですよ
もちろん女子高生は気がつきもしないでそのまま走っています
もうね、これ俺が女子高生を走って追っかけて声かけるとか今のご時世完全に不審者
と間違われて大声上げられて、誰も落ちたもんは拾わんのになぜかそういう時だけ一致団結して60人くらいで羽交い締めからの拘束とかありえるじゃないですか
考えただけでも恐ろしいのに誰も拾わんのですよ
シチュエーション的には女性が拾って追っかけて渡してあげるというのが一番優しい世界ですよ
しかし誰も拾わんまま転がっていて、落とした本人も気がつかないまま学校行って悲しい思いするとか、同い年くらいの娘を持つ父親として放っておけなくなりました
急いで拾い上げ追っかけましたよ
何か四角い箱っぽくて温かく、小さな水筒みたいな感触があります
どうやらお弁当みたいです
子供のために早起きして美味しいお弁当を一生懸命作ってくれたお母さんの気持ちになったらなおさら追いかけて渡してあげないととなりました
決して走って追いかけてる間につまみ食いとかしてませんよ
あ~、走って喉渇いたからちょっと水分補給とかしてませんよ
意外と足が速くてなかなか追いつけないんです
これこのままアフリカの子供みたく20キロくらい走って学校行かねーよなとかかなり心配になりました
もう他人が見たら完全にこの女子高生のお父さんが持っていくの忘れたお弁当を追っかけて届けてる図ですよ
一切この子とは関係ありません!!善意です!!善意なんです!!とか叫びそうになりましたもん
やっとの事で追いついて肩を叩いて、落としたよ!!というと手に持っていた自分のお弁当を見て完全に不審がってます
なんでリュックに入れたお弁当をこいつが持ってるんだという顔です
いやいやいやいや、背中のリュック全開だよというと、ありがとうございますと何か小声で言われました
まぁ状況つかめてないからよくわかんないよなと思い俺は歯に詰まったお母さん特製卵焼きを再び味わいながらあとにしました
ごちそうさまでした