360°与党

年頭に立てた２０１３年の個人的な大きなテーマのひとつが

「360°与党」


「与党」とは説明するまでもなく政権を担当する政党。
逆に「野党」とはそれ以外の政党というのが簡単な理解ですね。

ここで与党という言葉を使うのは、つまり「実行責任」という
非常に大きく重要な目線、意識をうまく表現できるからです。

振り返ると昨年は無意識的に野党的な発言や行動が少なからず
あったという反省があります。
野党はつまり外野です。外野が無責任な発言や行動ができるのは、
文字通りその対象に責任が無い（もしくは少ない）からです。
なので時に正論を振りかざし、オーディエンスには
歯触りの良い言葉で目先の希望のみを語り、一方でみると
既得権益に大きく
切り込む樣は時にカッコ良く映る場合があります。

しかし、

正論を語ることなんて誰でもできる。
正論を実行することの方が何倍も難しい。

論理的に正しい戦略、隙のない戦術、市場にマッチした
新規事業案を考えることは、ある程度の頭のキレと経験が
あればそれなりにできます。
ただ、それを実行する、ビジョンに向かって組織を動かす、
予期せぬ事態に合わせて戦略や戦術を変更する、苦渋の決断
をする、そういった実行の方が何倍も苦しく難しい。


そういった背景から、

何事にも無責任な発言はしない。
批判をするなら代替案もセットで論じる。

自分がかかわるあらゆる物事において、
自ら実行する責任(または意識)を持って発言、行動する。

つまりは

「360°与党」

すべての日常の与党にリスペクトの精神を持って、
ダサい外野にならないように2013年は頑張ります。