放射線治療を受けるときに、両手を頭上に上げる必要があり、五十肩の手術をすることにしました。
手術と言っても、切ったり、縫ったりするわけではありません。麻酔をして、麻酔が効いている間に固まっている関節を動かすだけです。
マニピュレーションと呼ばれています。日本ではサイレント・マニピュレーションというみたいです。
そもそも五十肩は、原因もはっきりせず、ある日突然肩関節の動きが悪くなります。
五十肩を経験した友人は、半年くらいで治るよと言っていたが、多分人それぞれで、私の場合は一向に良くなりませんでした。
放射線治療がなければ、いつか治るのを待ったと思うけど、いい機会だから治してしまいたい!
ということで、手術の日がやってきました。
病院施設へのチェックインはまたしても午前6時!
夫も同伴できる施設だったので夫もついてきてくれました。
手術といっても、切ったりするわけではないので気が楽だ。
麻酔の先生が来て、マニピュレーション中、意識をはっきりしておきたいかを聞かれる。
私は完全にノックアウトでお願いした。
カーテンで仕切られたベッドが10個くらい並んでいて、施術もそこで行われた。
夫もベッド横に待機していたので、私がノックアウトしている間に一部始終を見ることができました。
私が麻酔でノックアウトされてからは、整形外科の先生が来て、腕を上げて、下げてを2回くらいずつして、ものの五分もいなかったとのこと。
目が覚めてからは、そそくさと帰る用意をさせられて、アームホルダー(骨折の時に腕を支えるやつ)をつけられて、車いすにのせられた。
腕の感覚はほぼなくて、しびれている感じ。このしびれは夜まで続くそう。夫に腕を上げてもらったら、ほぼ180度腕があげられるようになっていました。麻酔が残っているので無感覚!
麻酔が切れてから、またストレッチのリハビリをしなければならない。
この日は放射線治療のシミュレーションも午後から予定されていた。
アームホルダーをして病院を訪ねると、放射線技師の方たちが「その手はどうしたの?!?
」と。
「今日、マニピュレーションをしてきたんですよ。放射線治療のために腕をあげなきゃいけないでしょ、腕は動かしてもらえば上げられます。麻酔がまだ効いてて、自分でコントロールできないんですよ。」
残念ながら、この日、シミュレーションをすることはできませんでした。
放射線治療のために事前CTをとるのだけど、感染症の抗生物質をまだ飲んでいるので、水が溜まっている可能性があり、CTに写ってしまうから今日じゃない方が良いとのこと。
シミュレーションはまた一週間延期となった。