カップ麺収集において信頼しているウェルシア、ワタクシが行く店は24時間営業です。先週の日曜日、急ぎ入用なものがあり早朝に行ったところ、カップ麺売り場には配送されたばかりと思われる段ボールが山積みになっていて、その中の一つにこの商品の段ボールがありました。早朝だし、あとでまた来ようと思ってその場はそのまま帰りました。
で、午後、さっきの新商品が売り場に出てる事を期待して同じウェルシアに行ってみたのですが、段ボールはすっかり片付いていたのにこの商品はまだ店に出ていませんでした。あれえ?と思って、たまたまその棚で品出しをしていた店員さん(早朝にもいた)に「つかぬ事を伺いますが、早朝に来たんですがフライドチキン味まぜそばっていう段ボールがあったんですが、出てないんですか?」と聞くと、「あー、ありましたね、そういえば」と裏を見に行って、2個持って来てくれたんです。後で調べたら発売日は昨日の月曜日、日曜日の段階ではまだ発売前だったんですね、図らずもフライングゲットしてしまいました(笑)。食べたのは今日なのでフライングゲットの意味はありませんでしたが(苦笑)。までも、ウェルシアの店員さん、「人手不足で品出しが間に合わなくて」的な愚痴も聞かされましたが(笑)、手間をとらせましてありがとうございました。
さてこちらの商品、サブタイトルの「目を閉じればあの味」、こう聞いてどんな事を思い浮かべますか?ノスタルジーというか思い出の味って感じなのが一般的のように思いますがどうでしょう?例えば給食で出た揚げパンとかミルメーク(ワタクシの地域の給食では揚げパンもミルメークも出て来なかったんですけどね)、あるいはコーヒービートや仮面ライダースナック(笑)、そんなものを想像しませんか?
しかしそれに続くメインタイトルが「いわゆるフライドチキン味」ってどういう事?いわゆるって何?フライドチキンって目を閉じると思い出すような味?もう、頭が???です(笑)。
容器が一部で話題になった「アレ」と同じなので、同じ系列のセンスなのでしょう。
しかし「アレ」はそう聞いて「あー、アレかぁ」という共感がありましたが、これは「あー、目を閉じると感じるあの味かー」という共感はまったくありません(笑)。なんか、ただ全然関係ないキャッチコピーを付けただけのように思えてなりません。「アレ」についてはネーミングの勝利だとワタクシは思いました。しかし「コレ」についてはネーミングのセンス以前に、何にも響くものがありません(笑)。だから、ただのバカップ麺だと思う事にします(笑)。今年のバカップ麺大賞、早くも大混戦、というか大乱戦です(笑)。
フタを開けると小袋は二つです、ほぐし油と粉のかやく入りシーズニングです。この組み合わせ、カルビーポテトチップスのり塩味焼そばと同じですね。麺の原材料の並びもそれと同じです。
ではいただきましょう。かなりコショウが効いたスパイシーな風味です。フライドチキンをイメージしたという揚げ玉もカリカリな歯ごたえが楽しい仕上がりです。
で、問題はフライドチキン味かどうかですが・・・「目を閉じるとあの味」とか「いわゆるフライドチキン味」とか、ギャグというかパロディというか、ネタにしか思えない商品名から、ワタクシ、無意識にハードルを上げまくっておりました。だって、ギャグやパロディって、しっかりとした仕事をしてネタ元に負けないクオリティになっていてこそ成立する作品だと思うんですよ。フライドチキンをパロディにするなら、ネタ元は揺るぎない王者であるKFCだろうな、と勝手に思っていたんです(笑)。
そしてこの商品、KFCというよりはファミチキ、ナナチキの方だと思いました。いや、ファミチキ、ナナチキも美味しいんですが、ワタクシの中の勝手な序列では、あくまでKFCの下なんですよね~(笑)。もしこれがKFCっぽかったら「お、すごいじゃん」となったと思いますが、ファミチキ、ナナチキであれば手軽に入手できる分、「目を閉じるとあの味」とは絶対になりませんからね。
そんなわけで、一応フライドチキン味はあります。でもそれ以上でもそれ以下でもなく、ただのフライドチキン味です(笑)。そして「目を閉じるとあの味」というコピーに対する共感はゼロです(笑)。今回はネーミングの失敗ではないかとワタクシは思いました(笑)。こんなコピーが付いてなければプラス方向の評価だったと思いますし、たらたら不満を述べる事もなかったはず(笑)。ネーミングって難しいですね(笑)。




