ワタクシ、ラーメン二郎には25年位前に一度行きました。相模大野にボーノができる前の旧店舗ですね。友人に連れられて初訪問しました。美味しかったですが、豚骨醤油ラーメンという括りでいえば当時としちゃんラーメンに陶酔していたので、「相模大野にはとしちゃんラーメンがあるのに、なんでみんなココに来るんだろ」って不思議だったのが正直なところです(笑)。その後、ラーメン二郎はラーメン屋というカテゴリではなく二郎という括りになってしまい敷居が上がったので行ってません。率直に言って、怖くて行けない(笑)。
スターバックスが流行りだして、テレビ番組のレポートや芸能人が「スタバサイコー」なんて言ってた頃、同じような印象をスタバに感じてました(笑)。ここもやっぱり注文の時に「マシマシアブラオオメ」的な呪文を唱えないといけないと思いましたから(笑)。そんな呪文は魔法学校でも習ってないですからね(笑)。今はもう大丈夫ですよ、最強の呪文を覚えましたから。それは「"本日のコーヒー"ください」です(笑)。
さてこの逆さカップで悪目立ちする富士郎ですが、数年前に食べた記憶があります。写真を探したら出てきました、2014年ですって、11年前か。味の記憶はないのですが、売り場でこれを見つけて「ああ、また出たか」って感じでした。
でも"あの"サッポロ一番のツルツルプラカップでしょ?逆さまにしたら麺がカップから外れ、お湯を入れたら麺が浮き、上の方が戻らないんじゃないかという危惧がありました。しかも二郎ライクな極太麺です。いただくのにある種の覚悟が必要でした。
ですがそれはまったくの杞憂でした。フタを開けるとしっかり麺がカップに固定されています。お湯を入れても浮き上がる事はまったくなく、戻りムラもありませんでした。やればできるじゃんかサッポロ一番(笑)。だったら他のカップ麺ももう少しクオリティ上げてくれよ(味の問題ではなく)。
さてお湯を入れて5分経ってフタを開けると、全面キャベツでございました。乾燥キャベツなど大して美味しい物じゃないと思っていますが、これだけ大量のキャベツが入ってると壮観です。
カップ麺のキャベツといえば何年か前にペヤング超大盛やきそばマシマシキャベツってのがありました。
食べ終わりが近くなるとキャベツだけが残ってしまいましてね、クタクタのキャベツが。あれだけを大量に食べるのがもう苦痛で苦痛で、本当に珍しい事ですがワタクシ、キャベツを結構な量残してしまいました、フードロスダメゼッタイ!(笑)。そんな思い出があるのでカップ麺のキャベツについてはネガティブな印象なのですが、富士郎はスープ入りのラーメン、ペヤングのような事にはならないでしょう。
麺はカップ麺としては極太と言ってもいいでしょう。戻りムラもなく、安心してワシワシした食感が楽しめました。
スープは豚骨醤油スープで醤油がかなり強いです。そして最近流行りの生の風味のニンニク香料、これがしょっぱめのスープによく合います。ショウガなんかも感じますね。25年も二郎に行ってないので比較はできませんが、味が濃い割に脂っこいわけではなく、キリっとエッジが効いているスープで一気飲みできるタイプです。
そして大量のキャベツですが、もちろんキャベツの味なんて抜けてしまってはいるけど、シャキシャキ感がしっかり残っており個性としてはしっかり楽しめるレベルになっています。カットが大きめなのがいいんだな、きっと。
というわけで危惧は杞憂だけどおまゆう?って韻を踏んでみましたヨー♪(笑)。美味しくいただきましたヨー♪
ただね、この逆さカップ、やめて欲しいです。この商品は逆さにしても麺が外れる事はありませんでしたが、そもそもスーパー等でのカップ麺の扱いって酷い場合が多いんですよ。カゴに放り込んでるベルクや、省スペースを狙ってか正方向と逆方向を互い違いに陳列してるドラッグストアなど、商品を雑に扱ってる店も少なくありません。そんなところに逆さまが正解のこんな商品が出てきたら、カップ麺を逆さまにしても良い事になっちゃうじゃないですか。カップ麺の段ボール箱にはたいてい「天地無用(逆さにしないで)」って表示があるんですが、それって何のために付いてるのかって話です。
そういえばこの富士郎の段ボール箱の表示、どうなってるんだろうな、と気になりました。ウェルシアで段ボールが積まれてたりしないかな?