こちらのブログを始めて半年ほど経ちましたが、興が乗ってきたので(笑)、お披露目できる家メシ、印象深い外メシも扱う事にしました。
横浜は六角橋商店街の入り口に佇む超個性的なカレー店がサリサリカリーです。テレビ等でしばしば紹介されているのでご存じの方も多いでしょう。初めて出会ったのは六角橋商店街でツキイチペースで行われているイベント、闇市にサリサリカリーが出していた出店でした。食べ歩きなので小さなカップに少しのカレーとスライスされたバゲット、こちらをいただいてワタクシ一発でやられました(笑)。それ以来、本当にタマにですがお店に伺っています。
初めてお店を訪れた時の強烈な印象は忘れられないです。魔女のようなママと遊び人のようなマスター(笑)、席に通されてお水が出された後、何のアクションもないんです(笑)。こちら、メニューがサラダ、カレー、チャイのセットしかありません。だから注文も取りません(笑)。「ワタクシ、これからどうなるんだろう」と不安になっていたところにやっとサラダが運ばれホッとしたのを覚えています。
こちらのカレーの味は実に鮮烈で印象深く、たまに無性に食べたくなってしまい、何度か自作にチャレンジしております。その都度反省点があるのですが、サリサリカリーに似てなくても美味しくできるので、鶏肉が割引になっていた際などに思い出したように作ります。
一方、ワタクシがよく行くスーパーライフには、香川県産の親鳥という骨付きもも肉が売られています。こんな郊外ではそんなしゃれたもの、売れないんでしょうね(笑)、高確率で売れ残り割引になります(笑)。今週もそうでした。なので、これを使って久しぶりにサリサリ風カリーを作ろうと思ったわけです。圧力鍋があると意外と手間はかかりません。時間はかかりますけど、放っておく時間の方が長いので、いっぱいやりながら作ります。
材料はこちら。
食材、意外と少ないでしょ?大きなものは鶏肉、玉ねぎ、トマト、それとニンニク、ショウガだけです。それにしても、キッチンの汚いところが入らないように写真撮るの大変でした(笑)。スパイス類と玉ねぎの間にある細長い棒のようなもの、これはレモングラスです。スーパーのおつとめ品コーナーで半額で売られていたので、買って来て冷凍していたものです。このレモングラスやローズマリーなど水分の少ないハーブって冷凍できるんですよ。特にローズマリーなんかは肉を焼く時に使うとそれだけで味がワンランクアップする感じがするので、おつとめ品コーナーで見かけたら買ってきた方がいいですよ。ちなみにレモングラス、あったから入れたってだけで、別に必須ではないです。骨付きもも肉がなければ安い手羽元でもいいと思います。
最初に鶏肉にスパイスを擦り込んでおきます。ホールスパイスがあれば先に油に香りを移して使うんですが、あいにくパウダーしかなく、パウダーでそれをやってしまうと焦げたり香りが飛んだりするんで、代わりに鶏肉に擦り込んでしまうという手を使ってます。クミン、クローブ、カルダモン、コリアンダーあたりだけでいいと思います。
鍋にオリーブ油をたっぷり入れて火にかけ、鶏肉を焼くというか煮ていきます。
弱火でじっくりって感じですね。片面15分位は我慢したいです(笑)。
この間に玉ねぎ、ニンニク、ショウガをみじん切りにしておきましょう。玉ねぎはそんなに細かく刻む必要はありません、どうせ姿かたち無くなってしまうので(笑)。あ、ご飯炊くならこの時にやるといいですよ。
鶏肉が良い感じになってきました(笑)。そこに刻んだ野菜をぶっこんで、そのまま弱火で火を通していきます。
玉ねぎに完全に火が通って透明になる位まで、こちらもじっくりです。水分が出てきたところでトマトですね。トマト缶を使ってもいいですが、この分量でひと缶だと多いんです。半端に残すのも嫌なので、少し容量が少ない紙パックのやつを使いました。
ここでレモングラスとローレルを入れ、鍋のフタをセットし加圧です。鶏肉をほろほろにしたいので加圧時間は長め、20分位でしょうか。
録画していたテレビ番組を見ながらいっぱいやって、時間が来たら火を止め、圧力が下がるまでの間にワタクシ、ポケモンGOをやりに家の周辺を徘徊しておりました(笑)。
さ、ここでスパイスです。
使ったスパイスはチリペッパー、ターメリック、クミン、コリアンダー、カルダモン、ブラックペッパー、クローブといったところですね。全部S&Bかギャバンの卓上瓶のやつです。たまにしか作らないのでこれで十分です。ちなみにワタクシ、全部目分量です(笑)。だいたい小さじ1~2杯程度で、その時の気分でスパイスを増やしたりとかしてます。サリサリ風の場合、クミン少な目、カルダモン多めって感じでしょうか。
自炊は昔からやってるんですが、実はカレーにだけは手を出さないようにしようと思っていました、なぜならキリがないからです(笑)。
しかし一時期朝食にオートミールってのに凝ってました。ダシと組み合わせてレンチンするだけで美味しく食えるので、レシピ開発にはまってたんです(笑)。で、トマトジュースに色々スパイスを加えてレンチンするとカレーっぽくなる事に気づきまして、気づいたらカレーが作れる位までスパイスが増えてしまったという(笑)。でもこんなに種類はなくとも、ターメリック、クミン、コリアンダーさえあればカレーになるので、実際にやってみると意外と気楽に作れるもんだなぁと思います。あ、でもサリサリ風カリーにはカルダモンは外せないところですけどね。
圧力が下がったらいよいよ仕上げです。この段階で鶏肉の骨が外れるので、邪魔ですし捨てちゃいます。本物のサリサリカリーは骨まで食えますが、家で作るのにそこまでは難しいでしょうね。
改めて火にかけたらスパイスを投入して味見して調整をします。今日はお腹が空いてた事もあって面倒なので、調整なしでした(笑)。
で、最後が一番肝心です。塩です。どんな料理でも塩が一番大事だと思います。酸味も甘味も旨味も、それを引き出すのは塩なんです。しょっぱさを感じない程度、で、一番味がハッキリする量ってところでしょうか。今回は約4人前位の量ですが、塩は小さじでいえば2杯くらいだったと思います(これも目分量(笑))。そんなにたくさん入れるわけじゃありませんが、これで味が決まりました。
煮込みながら鶏肉をほぐす感じで混ぜていきます。ほろほろに崩れますよ。本当はもう少し煮込んで水分を飛ばしたかったんですが、空腹に負けました(笑)。これで完成って事にします(笑)。
できました!作り始めからだとポケモンGO込みで3時間位掛かってます(笑)。でもほとんどは放置時間なので、録画してたドラマを2本見て、いい気分になるまで飲みました(笑)。
サリサリカリーはまだまだ遠いですが、美味しい事は美味しいんで、お替りしてお腹いっぱいになりました。そしてさらに今朝も朝食にいただきました(笑)。4人前作ったけど、1人前に満たない中途半端な量が残ったので冷凍して、バゲットかなんかと合わせてツマミにします(笑)。
サリサリ風カリーは自炊の中では突出して凝ったものなので、普段はこんなに時間を掛けません、たいていチャチャチャっと作っちゃいます。今後もたまにだと思いますが、家メシ、載せていきます。