ペヤング新作!
これがスーパーにもコンビニにも売ってなくて、比較的ペヤングに寛容という印象だったファミリーマートでもダメで、諦めてヨドバシオンラインでポチっちゃいましたよ。ペヤングの新作って普通に買える確率が半々位ですからね、今。
既に閉店してしまいましたが近所にあったしょぼいコンビニには割と高確率でペヤング新作が入荷してたんですが、以前出た「迷油」っていう、本当に謎な期間限定品が全く売れず(だってまずかったんだもん(笑))、長々と棚を占拠してましてね。それからペヤング新作があまり入荷しなくなっちゃったんですよ。ペヤングは一時期期間限定品を高頻度で連発して(今も頻度が下がったとも思えないけど)、しかもそれが美味しいとは限らないという状況で(笑)、これじゃ販売店が発注を渋る気持ちも解ります(^^;。最近は反省もあってか期間限定品の打率も上がってると思うので、また容易に入手できるようになるといいなぁ。
さてこのそばめし風です。カップはベルク限定のかつ煮などにも使われていた、底の深いタイプです。フィルムをはがすと中にはかやくと粉ソース・・・粉ソース!?ペヤングで粉ソースって珍しくないですか?というか初めてかも。
ワタクシ、実は粉ソースって好きなんですよ。液体ソースと違ってべちゃっとならないんですよね。毎年8月8日マルちゃん焼そばの日前後に出てくるマルちゃん焼そばがいい例です。水分が少ないので、まるでフライパンで煮詰めたような("炒めた"ではない(笑))さらっとした仕上がりになるんですよね。
かやくも見た目のインパクトがあります。
米がかやくです(笑)。アルファ化米っていうのは米を加熱した後に乾燥させた、お湯だけで戻る米の事です。防災用品売り場で見かけますね。このしわしわな白い粒がアルファ化米です。日清のカップメシ、カレーメシもアルファ化米の一種と言っていいと思いますが(パフライスと呼んでるらしいです)、あちらは恐らくフリーズドライで米の表面がなめらかです。一般的にはフリーズドライ米よりアルファ化米の方が戻し時間がかかるのですが、果たして3分で戻るのでしょうか。
ではこのかやくを入れます。湯切りの際、湯切り口から米が流出するかも、と思ったので、米を麺の下に入るようにカップを縦に振ります。いつものかやくよりも米粒は小さいので、割と容易に麺の下に入ってくれました、これで一安心。お湯を入れ、3分間待ちます。
さあ、懸案事項の湯切りです(笑)。いつもよりもそっとていねいに湯切りしていきます。米粒は湯切り口のスリットよりもわずかに大きいだけなので、勢いよく湯切りすると相当数の米粒が流出すると思います。今回、非常にていねいに湯切りをしたため、流出は2粒だけで済みました(笑)。いやね、ワタクシの家は両親共に実家が米農家なので、子供の頃から「米粒は一粒たりとも残すな」と言われて育ったんですよ(笑)。「米はな、たった一粒作るのにも一年掛かるんだ」って言うわけですよ、親が。それを言われるたびに「半年だろっ」とか「だったら一粒だけ作ってみろよ」なんて心の中でつぶやいていたのは内緒です(笑)。
湯切りができたらフタを開け、水分飛ばしを兼ねた前混ぜに入ります。カップ焼きそばでありがちな、麺が先に無くなってかやくだけが残ると多分悲しい結果になるので、米粒がきちんと麺に絡むよう、いつもより余計に混ぜました、これでギャラは同じでございます(笑)。
そしてペヤングには珍しい粉ソースです。なぜ粉ソースなのか、やはり米を使っているのと関係があるんでしょうね。多分ですが、アルファ米って結構水分を含んでるんだと思うんですよ。だから恐らくべちゃっとしやすいんでしょうね。また、麺に比べてソースを吸いやすいってのもあるかも知れません。そんな理由があっての粉ソースなのでしょう。
で、この粉ソース、意外と混ざりにくいです。特に米粒にソースがなかなか行きわたりません。粉ソースは一度に全量を入れるのではなく、半量位を入れ軽く混ぜたら米が沈んでいる下の方に残りを入れ全体を混ぜる、そんな小技が必要かも知れません。
さてそれでは実食です。ひと口食った時の印象は「味うすっ」でした(笑)。ですが、食べ進めていくと気にならなくなります。考えてみれば液体ソースのペヤングって結構さっぱり味がウリなんですよね。薄いんじゃなくてさっぱりしてるのかーと考えると納得できました。悪くないと思います。
また、米粒が麺に絡むようにしつこく混ぜた点も正解でした。多分米粒だけを食べても大して美味しいものじゃないと思います。ただ、麺と一緒に食べるととても新鮮な食感でした。本物のそばめしは麺も細かく裁断しますし、米と麺の一体感を楽しむってところですが、こちらの麺は長いままなので同じ楽しみではありません。でも、麺の間に顔を出す米粒、これはこれで楽しいと思いました^^。そして米粒ばかり気にしていた事もあって、忘れた頃に肉片が口に入ってくるんですよ、この時の、肉と出会えた嬉しさ(笑)。この感情、新鮮でした(笑)。
というわけで、カップ麺マニアのワタクシにとってとても新鮮な体験でした(笑)。ヨドバシでポチって良かった(笑)。