神奈川在住という事もあって、いわゆる"家系"にはあまりそそられないのですが、ストックの中に家系が2つあったので今日いただく事にしました^^。まずはこちら、ラーメン環2家監修の家系ラーメンです。
家系や二郎などの豚骨醤油ラーメンにあまりそそられないのはもう一つ理由があります。かつて相模大野には"としちゃんラーメン"っていう有名な屋台があったんです。初めて食べたのは18歳の頃で、それから場所を変わりながらもずっと相模大野駅近辺で営業していた屋台のラーメン屋です。若い頃からずっと相模大野で飲んだら締めにとしちゃんラーメンっていうコースがルーチンになっておりました。そこのスープが非常にまろやかな豚骨醤油スープだったんです。まだ"豚骨醤油"なんて言葉はなかったと記憶しております。そのスープはとにかくまろやかで、気を抜くと麺を食わずにスープだけを延々と飲んでしまってバランスを崩すほどです(笑)。麺は柔らかめで賛否両論あったお店ですが、スープに関しては間違いなく絶品でございました。
昔、料理をテーマにしたクイズ番組に出場した事があるのですが、そのオーディションの時に好きな食べ物を聞かれ、「相模大野の昔から続く屋台のラーメン」と答えたらプロデューサーのおばあちゃん(昔クイズ・グランプリを作ってた有名な方だそうで)が「そういう答え大好きよ~」と出演が決まったというエピソードもあります(笑)。本番で司会の関根勤さんにその件を振られ、「相模大野のとしちゃんラーメン」と実名を出したら地元で話題になったらしく、次に行った時にチャーシューを山盛りにしてくれました(笑)。そこのチャーシューは元々1枚がステーキのようにでかいので、肉だけで腹いっぱいになりましたよ(笑)。
そのうち相模大野近辺にも家系や二郎もできたのですが、人に連れられて二郎に初めて行った時、「相模大野にはとしちゃんラーメンがあるのになぁ」というのが感想でした(笑)。
後に「年齢的に屋台はきついから」と奥様の実家を改装してお店を出し、10年位前まで営業を続け、年齢を理由に惜しまれながらリタイヤされました。
豚骨醤油ラーメンというとどうしても基準がこのとしちゃんラーメンになるので、他の店ではなかなかうなづく事が少ない、という事なんです。
ではなんでこんな家系カップを買ってきたのか、それは売っていたからです(笑)。
横浜の環状二号線沿いにラーメン屋が集まっているエリアがあります。このエリアに本店を構えるのが環2家です。吉村家もですが、横浜家系って醤油が強いんですよね。豚骨醤油っていうラーメンは日本中のあちこちにありますが、横浜家系はその中でも特に醤油が濃いように思います。ワタクシとしてはもう少し白っぽいスープの方が好きなのですが、でもこれも個性です、みんな同じでなくて良いのです(笑)。
具は横浜家系の三種の神器、チャーシュー、ほうれん草、そして海苔です。実はこの海苔の扱いにいつも迷うんです(笑)。
最初から入れちゃうと食べるときにはべちゃべちゃです(笑)。かといって海苔だけパリパリ食っても味気ない。結局食べる直前に開け、どんぶりの端に立つように入れ、そしてパリパリが残っているうちに最初に食う、という具合に、食べ方が海苔に支配されてしまうのです(笑)。ご飯があればね、スープを吸った海苔でご飯を巻いて食うって手もありますが、カップ麺でいちいちご飯を用意したりしないですからね。今日も海苔に支配されました(笑)。
後味に骨臭さと脂っこさが残る点は好き嫌いがあると思いますが、本物の家系っぽくてよくできていると感じました^^。家系のお店によく行く人なら、このカップ麺の良さが解ると思います^^。