別れたいって思うことだって、きっとあるだろうと思う。
それを一度も思わずに生涯を終えれる人は、
とても幸せなんだと思う。
私は、そうじゃなかった。
裏切られてたって分かってから。
その前、一体どんな気持ちで接していたのか、
今はもう思い出せない。
ただ、前のように戻ろうと、
自分に言い聞かせて、
もう無理だよって思う気持ちに無理やり蓋して。
はっきり言って、私自身の一部はあの時壊れて、
二度と戻ることはないだろうと思う。
すごく、苦しい数年だった。
その苦しいと思うことにすら、
蓋をして。
幸せだよって顔して。
自分を騙さなきゃ、やってられないでしょ。
でも、確実に私は変わってしまった。
信じてたからこそ、本当に大事に思ってたからこそ、
その裏切りは、とてもとても、痛かった。
忘れようとして、忘れた振りをすることしかできないくらい。
許すことができないなら、忘れた振りをするしかないでしょう。
でも、私には忘れることなんてできないんだから、
忘れた振りをし続けることは、自分を無理させるってこと。
どうするのがよかったんだろう。
もう限界かもしれない。
今、終わりにしたからって、いいことなんか一つもないことくらい分かってる。
でも、約束、守って欲しかった。
それをし続けたら、許さるかもしれないって言ったこと、
守って欲しかった。
簡単に破って欲しくなかった。
私は、一体なんなんだろう。
許してっていう。
一緒にいたいって言う。
ほだされて、流されて、
分かったって答えたけど。
こんなに苦しいなんて。
自分の気持ちに蓋をし続けることが。
いつからか、それを許すために二人の間の取り決めさえ、
嫌な顔されるようになって、
適当にあしらわれるようになって。
私はなんなんだろう。
じゃあなんで、あの時、手を離してくれなかったの。
余計、さらに傷つけるなら、裏切り発覚後、
別れたいって言った私を引き止めないで欲しかった。
この傷は癒えないし、
許すことはできない。
ただただ、忘れた振りをし続けてそれが日常になっていく努力を私がずっとし続けてることを忘れないで欲しい。
すごく苦しい努力。
私のせいじゃないのに。
毎日毎日。
あの日から、心から笑ったことはない。
それを、ちゃんと知ってて欲しい。
それがどんなに苦しいことなのか、ちゃんと知ってて欲しい。
私が毎日毎日思い出したくもないのに、ふと思い出したりして苦しんでも、
それをいちいち君には報告しないし、
それで責めたりもしないよ。
だけど、未だにそんなに苦しんでるけど、
責めないように頑張ってるんだってこと。
知ってて欲しいと、思う。
この先も、私と一緒にいたいと本当に思うのなら。