看護は【　マクドナルドのsmile　】

タイトルはちょっぴりおちゃらけていますが

前回のかなりゆるい記事とは反対にちょっぴり真面目な記事を書きます。

前回の記事はこちら

何年も看護師をしていると他職種の人に必ず聞かれることがあります。

「看護師さんは点滴や注射以外何してるの？」

「夜勤はナースコールなった時だけ働くの？」

「夜勤明けは仮眠で寝ているから休み同然なんでしょ？」

現場を知らなければそんなものでしょう。

実際友弥（TOMOMI）も他の職業なんて

何となくしかわかっていませんからね。（笑）

もしかしたら「夜勤はナースコール対応だけだから」なんて

看護師自身が言っているのかもしれませんね。（笑）

でも、もしそうだとしたら看護師ってなんですか？

看護を学ぶとき

まずはじめに学ぶことは「看護とは何か」ということ。

タイトルにも示しましたが

看護は【マクドナルドのsmile】と一緒です。

サービスであるということです。

しかし店員やCA、ホテルマンなどの

笑顔で挨拶して誰にでも優しく親切にするサービスとは違います。

その人にとって必要なサービスを提供することです。

看護を学んだことがなければピンと来ないと思いますが

これから看護を学ぼうとしている人

または今学んでいる人のために

友弥（TOMOMI）の言葉に置き換えて言うならば

看護とは患者あるいはその家族を

自分の祖父母であり父であり母であり兄弟であり子供であり恋人と思い接すること。

自分の愛する人のために自分は何ができるかを考え行動に移すことだと思います。

皆さんは愛する人のためであれば時間を惜しんで尽くした経験はありませんか？

点滴や注射、ナースコール対応

その他の医療行為の介助以外の時間はそういう時間なのです。

7対1看護だとしたら愛する誰かが7人もいる計算

いくら時間があっても足りないくらいですよね。（笑）

このような書き方をすると勘違いする人もいると思うので

その人たちの為に追加させてください。

愛する人の例えをなぜ恋人だけにしていないかには理由があります。

大好きな恋人の為にならなんでもしてあげたいと思う方もいるでしょう。

看護はそうではないからです。

時には今後のことや残存機能のことを考え

優しさばかりは提供できません。

厳しさを伝え患者さんに嫌われなくてはいけないこともあるのです。

だから恋人だけにしなかった理由です。

命や今までの生活が自分の意志や身体的能力でコントロールできなくなった時

不足している部分を補うのが看護師の役割です。

そのために看護師はあらゆる方向から客観視し

問題点と解決策を見出し解決に導くお手伝いをします。

そしてこれが看護の独自性なのでしょう。

ヘンダーソンも確か看護の独自の機能は「手助け」とうたっています。

問題点と解決策を見出す能力に差があれば提供される看護にも差が出ます。

国家試験を合格しプロとして患者さんやその御家族の前に立つ以上

その差は少ないものであってほしいですね。

最後に周囲の目線で一言

看護師自身が看護の専門性を理解しさらに意識をしたのなら

もっと周りに注目される素敵な職業になるのではないでしょうか。

本当はサービスと医療費についても記載したかったのですが

長くなってしまったのでそれについてはまた気が向いた時にでも。