どうしてこんなに晴れ渡っているのだろう。
どうしてこんなに新緑がまぶしいのだろう。
こんな日にも・・・。

小屋の中から外を見上げたままで、
可愛いい瞳を開けたままで、
もう身動きすることもない。

この7日間ほとんど何も食べなかった。
それなのに腹は膨らんだままだった。

縄文を引きずって小屋から出した。
ねねが不安そうに鳴いて見送った。

農繁期とイベントの準備とで、ほとんど一緒にいてあげられなかったのが悔やまれる。
畜産検査センターに電話したら、埋めてもかまわないということなので、穴を掘って埋めた。ちゃちゃのそばに。

縄文は心の中にぽっかり大きな穴を残して冷たい穴の中に消えていった。
とても温厚で性格のいい子だったのに。
3年前、ロープに絡まって死んだちゃちゃもとても可愛い子山羊だった。

縄文のこともこれから絶対忘れないよ。
一年ちょっとという短い期間だったけど楽しかったよ。

不思議なのはユキもねねも大して悲しまなかったこと。
もっとも今までも子供がいなくなっても平気だったけどね。