
この左側に見える、木の棒とチューブ、なんだと思う?
この部分、ちょうど船の真ん中の部分なんだけどね。
向こう側に見える梯子は、船の喫水を見るためのものね。

わかりにくいけど、こんな感じだわ。
もちろん、手を離したら落ちちゃって、それっきりだわ。(((*≧艸≦)ププ
下の方に白い字で、メモリが描いてあるよ。
1字が10センチの幅になってるんだな。
んで、時の幅が2センチね。
それで、喫水を読み取るわけ。
もちろん、波とかうねりがあるから、じ~っと見て、ちょうど真ん中を読まなきゃいけないのね。
これ、1センチ読み間違えると、この大きさの船だと荷物100トン以上の誤差になっちゃうからね。
要注意だわ。
さて、そんで、最初の画像だけど、
これ、建築やる人なんかは知ってると思うんだけどね。
日本語だと水盛りね。そういう用語なの。
早い話が、パスカルの原理を使ってるんだな。
みんながよく知ってる奴は、油圧ジャッキなんかの仕組みだと思うけど、
液体の分子にかかる力が一定であることを利用した、
連通管の原理なんだけどね。中学校の頃に習ったでしょ?
あ、すごい昔なんで忘れちゃいましたか?≧∇≦ブハハハハハ
船の中には、傾斜計ってのがあって、船がどれくらい傾いているかは一目でわかるようになってるけど、
これ使うともっと細かくわかるんだよね。
右舷側と左舷側に子のメモリを用意して、水のチューブをくっつけたらOK。
甲板は強度の関係から弓なりになっていて平らじゃないけど、
右舷と左舷を結ぶ2点間の長さは図面から求めることができるし、
そこから垂直に伸びる各々のメモリの値がわかれば、
どういう勾配になっているか=傾斜しているかはわかるでしょ?
世の中の大概のことってのは、せいぜい小中学校で習った程度の算数で応用できるもんで、
つまり、知っている/習ったっていうことと、それを使えるってことはやっぱり違うんだよね。
こぐは、それを自分の子供にも、学校の先生にも機会あるたびにいうんだけど、
どうもねぇ?知識にさえなっていないように見受けられることが多いわ。
せっかく習うんだから、もっと活用したらいいのに、もったいないよね。
勉強ができる、頭が空っぽの子ばかりが育ってるようで、こぐは不安だぞ。