決断すべき時 | こぐーの我楽多日記

こぐーの我楽多日記

雨にも負けて、風にも負ける。東に行って迷走し、西に戻って混乱する。ヽ(´Д`;)ノアゥア...

イメージ 1
 
 
覚悟を決めるときって言い換えられるかもしれないなぁ。
 
 
昨日の午前中、戦争保険/海賊保険について打合せしてたんだけどね。
いつもどおり8期上の常務と同期の営業部長と、あとコンサルタントとかとさ。
 
 
ソマリアの海賊は、活動範囲をどんどん広げていて、
ついにインド洋のほぼ全域に及んでいるんだわ。
日本っていう国は、四面を海に囲まれた海洋国家です、とか、
幼少のころから海に親しみ、とか、うたっているわりには、
不思議なくらい海運について国民の知識/理解が低い国だと思ってるけど、
隣の家に強盗が入ってる、くらいの状況なのよ、ホントのところね。
 
 
そこに船を行かさないで済むのなら、それが一番いいんだけど、
地球規模で見て、そりゃ100%無理!って感じでしょ。
日本の生命線っていわれる原油だって、ここ通らなきゃ産出国に行けないもんね。
 
 
んで、何しろリスクが高いんで、保険料も馬鹿高なんだわ。
ま、高くても金で済みゃいいよね。そうじゃないこともあるなぁ。
船の荷物を集める会社が、全ての金銭的負担を持ってくれる場合もあるよ。
(ふつうは保険料だけだけど、最近は捕まったら人質代とかも持ってくれる会社もあるのね)
 
 
船側としては何ができるのか?ってのがもっぱらの問題だわ。
武装した人間を乗り込ませてる船もあるね。自分たちで戦うってのは無理だからね。
けど、日本だと、これ、なかなか難しいのね。
何しろ日本人って、良く言えば平和的、悪く言えば平和ボケなんで、
兵器とか、戦うことに抵抗を感じるからね。65年前の遺産なんだわ。
 
 
けどね、何度も書いてるけど、こぐ好戦論者ではないけど、
武力を用いることを厭う者は、それを厭わない者に征服される、のよ。
クラウゼヴィッツのいうとおりにね。
坐して滅ぶのを待つべきや、立って戦うべき也、って諸葛孔明もいってるわ。
古くはハムラビ法典もそうか。
 
 
現実には、船の要塞化と、武装化を両方していくべきだってのが、
最近のこの業界の考え方のような気がするな。
海賊をビジネスと割り切ってる相手に対して、そろそろ決断するべき時が来てるんだと思うよ。