
最初のうちは漢字が読めなかったけれど、前後の関係で大概の意味は分かったから、何度も読んでいるうちに読めるようになった。
最初のうちは単に読んでいるだけだったので、作者の意図だとか、文章理解は全くできなかったけど、しつこく読んでいるうちに、それも分かるようになった。
時代はまさにコンピューターゲームの創世記で、ゲームセンターではインベーダーが、テレビゲームではブロック崩しが、そしてゲームウォッチが巷に広まり始めていたが、こういう話の常として、絶対に買ってくれない親だった。
ほとんどの児童文学を小学校中学年までに読み終えてしまったので、高学年に入るともっぱら大人の本(文学だよ!)を読んだ。日本のものでは、林芙美子とか三島由紀夫とか。クラウゼヴィッツの戦争論の約本を読んだのもこのころだった。
両親ともに国語教師だったけれど、やたら右翼的な父親だったので、そういう影響を受けて読んだ本もある。
かくして、小学校6年生のときには、同級生に「役に立たない百科辞典」と呼ばれた。つまり、子供にとっては、知っていてもしょうがないようなことばかり知っていたということだ。今でいうウンチク小僧だったのだ。
そんなこんなで、ウンチク野郎のまま大人になってしまったのね。
役に立つことといえば、テレビのクイズ番組の答えが分かり、げんちゃんと、もんぴーに、すごいね~といわれる、くらいだよ。
で、今こういう子供を見かけたら、「くそ生意気なガキだな!?」と、ののしるね、多分。ヽ(`Д´)ノプンプン
(冒頭は、坊ちゃんの真似をしてみました)