世の中には沢山の不条理がある。
いや、それは只の不幸かもしれない
世の中には沢山の願いがある。
それは只の願いで終わってしまう。
僕たち役者の使命は何なのか
売れるために活動する毎日とは裏腹にそんな事を忘れがちである。
死んでしまったあの人に
思いを告げられなかったあの人に
あの日あの時ああしていれば
もしも僕が魔法を使えたら。
そんな事は誰だって考える
でもそれはフィクションでしかない。
でも舞台の上ではそれは現実に起こっていることで。
それを見ている人たちに一縷の望みを
ほんのちょっとの
本当にちょっとの明日への活力を
与える事くらいしかできないのかな
だとしたら、やっぱり俺は役者を人生をかけた大仕事としてやっていく事を選んだ若き日の自分を褒めてやろうかと思う。
事故で言葉を失った少女の願いという記事を読んでノスタルジックになった戸村の呟き。
iPhoneからの投稿