私には、いつも私を見守ってくれる誰かがいるけれど、

私をミマモルまなざしは、いつも違っている。

私が好きな眼差しは、私の向こうに世界の悲しみを見ている眼差しだ。

私は、この日本にいて、何不自由なく暮らしているけれど、

私のように、何ひとつできない人間を通して、

その眼差しは、遠い世界の悲しみを見ているに違いない。

その眼差しに見つめられるとき、私はひとりの自立する人間であることを感じる。

もう、わたしは悲しい人間でなく、共に世界を悲しむ人間として、

 

生きることができる。

KIKO.SHIRAISHI 2025.12.12