最近、外国のひとに出会うことが増えたので、日本はそれだけ心のひろい国になったのだとおもっているが、もしかしたら、このひとのふるさとの国は戦争しているのかもしれないと必ずあたまにうかぶようになってしまった。

 

ウクライナのひとがどのくらい日本にいるのか、ガザのひとがどのくらい日本にいるのか、それはよくわからないけれど、わたしにとっては世界中が平和ではないということが常にあたまの中にあるので、はじめてであった外国のひとには、どうしても「あなたの国は平和ですか」とききたくなってしまう。

 

わたしの国はずっと平和だから、日本人にむかって「あなたの国は平和ですか」ときかれることは、今のところないような気がする。けれど、いつの日か「あなたの国は平和ですか」ときかれる国になってしまうのではないかと、ふと不安になったりもする。

 

でも、今日もはじめてあった外国のひとが、わたしに心のそこから笑顔をむけてくれた。世界中が平和でないかもしれないけれど、このひとの心のなかはこんなにも平和なのだとおもって、ほっと胸をなでおろした。

 

(2026.09.25 by KIKO.SHIRAISHI)