私は、夏空を見上げながら、一昨年の夏の悲しい出来事を思い出している。

 

私たちの仲間が、どうして、あのように簡単に踏みにじられた花のようにならなければならなかったのか。

 

今日、私は、深い青空を見ながら、答えを見出せなくなっている。

 

私たちの心の中に宿る深い思いに気付いてくれたのならば、私たちは、決して意味のない存在だと言われる事はなかっただろう。

 

2回目の夏もまた、私は、空しい思い出、あの事件を思い出す。

 

来年こそは、そんな事があったけど、ようやくわかってもらえた、というふうに青空を見上げたいと思った。

 

(2018.7.7 作)

 

作者コメント: 詩というより想いでした。