私の指先から、何が伝えられるだろうか。

そんなことを思っていると、

私の指は、魔法の指のように感じることがある。

何ひとつ、私は、身の回りのこともできないのに、

私の指先は、遠い世界のことを語ることができる。

私の指先は、何ひとつできないけれど、

遠い世界の悲しみについての私の思いを、語ることができる。

せっかく、この指を真っすぐ伸ばすことができたのだから

私は、もっと、もっと遠い世界を指さしたいと思う。

KIKO.SHIRAISHI 2025.12.12