乗務日記【2011年11月29日】 | バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

地球1周分の距離を『約2年』という歳月をかけて路線バスで走る運転士である富蔵(とみぞう)が“公と私を混同して綴った物”を記事として公開させていただいております。

*各種データ編*
■乗務年月日および曜日
2011年11月29日(火曜日)
■天候

■勤怠種別
本務
※本務=本来の勤務、変番=勤務内容変更、公出=公休出勤(休日出勤)、公休=休日、年休=年次有給休暇、計年=計画年休。
■本日走行距離
92.9km
■本年累積走行距離
約19435.8km
■走行距離記録開始(2009年01月01日)から本日までの累積走行距離
約60685.4Km
※上記の『本日走行距離』と『本年累積走行距離』は運転士が乗務中に携行する起終点や主要停留所の発車および通過時刻等が記された時刻表(運行指示書・運行時間表・スタフ・スターフ)やトリップメーターを使用したデータを元に算出されている数値の為、実際の走行距離とは異なる場合がございます。また、『走行距離記録開始(2009年01月01日)からの累積走行距離』は文字通り、あくまでも2009年01月01日からの累積走行距離であり、入社・研修・配属・路線教習・独車を経てから2008年12月31日までのほぼ正確な記録が無く含んでいない為、自身が実際にバスで走行している距離とは大きく異なります。
■道路混雑状況【特に印象に残った内容を記載】
某駅付近の狭隘路区間において断続的渋滞有り
■車内混雑状況【特に印象に残った内容を記載】
日中は慢性的に多客傾向強し
■事故(車両・運行)・苦情の有無【有りの場合は内容を可能な限り記載】
無し
■乗務車両(型式/メーカー/長さ/前ドアのステップ数)
①KL-MP37JK/日野/短尺/ワンステップ/
②PDG-KR234J2/日野/中型/ワンステップ/
■車両に関する異状の有無【有りの場合は内容を可能な限り記載】
無し
■燃料給油の有無【有りの場合は給油量も記載】
有り【二本目入庫後67L】
※給油量の数値は小数点以下を四捨五入しています。
■運行状況の異状の有無【有りの場合は早出庫および入庫遅れや周回数の増・減回などの内容を可能な限り記載】
無し
■遺失物の有無【有りの場合は品名も記載】
無し
■出庫(乗務員交代・予備勤務開始)時刻
11時43分
■入庫(乗務員交代・予備勤務終了)時刻
21時48分
※出庫(乗務員交代・予備勤務開始)時刻から入庫(乗務員交代・予備勤務終了)時刻までの間には中休が最大で二回含まれている場合がございます。また、乗務の他に予備勤務では営業所の車庫内において後退誘導・車庫整理(車両移動を含む)や車両交換・増便対応(待機や代走も含む)・車検回送・バス停清掃・バス停にダイヤ改正後の時刻表やお知らせを添付する・最寄りの警察署に遺失物を届けるなどの他にも事務所内で簡単な事務作業をしたりとバスを運転するという業務以外の幅広い仕事をしている場合がございます。
■勤務時間
09時間23分
■増務時間
00時間05分
■拘束時間
10時間40分
※出庫前には出庫前点検を行う為の準備整理時間が、入庫後には入庫後点検や提出書類に記入する為の入庫処理時間がハンドル時間(運転している間だけの時間)とは別に給与発生時間として付与されている為、勤務時間は実際の乗務時間とは異なります。また、増務時間には通常の増務は勿論の事、増務扱いのダイヤや早出庫や入庫遅れの時間も含む事とします。
■中休の回数
1回
■自己採点
不良☆☆★☆☆優良
※不良側に★が有るほど不良で、優良側に★が有るほど優良を示しています。

*乗務内容編*
■表題
超優良ドル箱路線を実感する
■本文
◇一本目(6時間13分)
某駅へ回送出庫。発車時刻3分前に某駅へ到着。10分前に自車と同じ行き先のレア系統が出たばかりだというのに乗り場にはそこそこお客様がお待ちでした。発車時刻になり発車しようとしたところで高齢者の駆け込みがあり、乗り込んだら既に優先席に座っていた高齢者との席の譲り合いが始まり完全に着席するまで発進しない事で1分発車が遅れてしまいました。

1周目。某駅へ向かう。発車直後の駅付近の片側一車線で歩車道の区別が無い狭隘路区間において見通しの悪い左カーブ先の対向車線において路駐車が有り、路駐車をかわしたバスと鉢合わせになってしまい本当にギリギリで離合しました。路駐をするな!とは言いませんが停める場所は考えてほしいと思います。先述の通り、10分前に前車が出ているのにもかかわらず各バス停には数名お待ちで各停状態。更には運賃を事前に準備されていないお客様がいたりで遅延は増大したものの後半はスムーズで回復。前車がレア経路を走行中に捲り、終点某駅には2分早く到着して巻きは10分。タバコを吸いに行きました。折り返し復路は某駅へ向かう。往路と同様に各停状態で駆け込み客を待った事で行けたはずの信号に引っ掛かったりしました。終点某駅には4分遅れで到着して巻きは6分。
2周目。起点某駅を発車するまでの間に一つ目のバス停を通るか聞かれてゲンナリしました。トリップメーターで距離を測ったらわずか400mしか無く、あくまでもバスで測った距離なので歩行者ルートで行ったら半分位だと思うので発車まで待っているより歩いて行った方が早いのでは?と(笑)そんな近いバス停で3名も降りるほど高齢者をはじめとして日中でも多客になる路線です。ほぼ全てのバス停で乗降が有った上に各交差点においては右折車で詰まり遅延は増大。終点某駅には2分遅れで到着して巻きは6分。折り返し復路ではロータリーから出る信号を一発づ通過出来た事により第一主要停留所で1分の時間調整をしました。最後の主要停留所である某駅を定時に通過し、狭隘路区間においても交通量が少なく終点某駅には1分早く到着して巻きは11分。
3周目。第一主要停留所の某駅で30秒の時間調整をして最後の主要停留所までほぼ定時運行が続きましたがあと少しで終点だ!というところで二台前を走る大型トレーラーが路駐車をかわせず信号に一回引っ掛かりました。1周目と同様に前車がレア経路を走行中に自車は捲っていて終点某駅には2分早く到着して巻きは10分。折り返し復路では良い事が!ほぼ必ず乗降が有り、バスベイが有るので停車するとなかなか本線に流入出来なくなるので止まりたくないバス停でかなり珍しく乗降が無く通過!途中からは他事業者の他系統のバスが前に入ってバス停に停車する回数が少なかったです。狭隘路区間は交通量が多くなり特に対向車線は断続的渋滞が発生していました。車道側に突き出た電柱をかわしたくても対向一般車がギッシリ詰まっていてかわせず立ち往生。車を運転する時は対向車線を走るドライバーの視点でも見てほしいなぁと高望みしてみたり…。そんなこんなで終点某駅には2分遅れで到着して巻きは7分。
4周目。往路では交通量が多く各停状態が続き、終点某駅には2分遅れで到着して巻きは5分。復路では小学生が「♪ラ~ララ~しょーしゅーりきぃ~♪(エステー消臭力CMソング)」の熱唱が始まってツボにはまり笑いそうになってしまいました(笑)。終点某駅には6分遅れで到着して巻きは4分。乗り場を見ると前車が6分前に出たばかりだというのに長蛇の列が出来ていてお待ちのお客様だけで29名。
5周目。疲れはピークに達しラスト一周。交差点付近では右折車で詰まり思うように通過出来ずイライラ感と遅延が増大。なんとか後半で回復に成功。終点某駅には1分遅れで到着して巻きは9分。17時を過ぎて帰宅ラッシュが始まり中盤のバス停からは27名乗車。狭隘路区間は相変わらず混雑が発生していたので入庫も遅れるかな?と思ったものの入庫した時は定時でした。

多客も有り、道路混雑も有りで本当に疲れた乗務でした。

~中休(1時間27分)~
仮眠室で横になりながら音楽を聴きつつ乗務日記を打とうと考えていましたが結局は同僚達と喫煙所で雑談をして過ごしました。

◇二本目(2時間25分)
某所で乗務員後退。交代相手はAちゃんでした。Aちゃんから「二速発進時に半クラにするとノッキングが起きる」と引き継ぎを受けました。
某駅へ向かう。路線の特性上、日中は高齢者が多いにもかかわらず所要時間が盛られていないので油断すると起終点の発車に間に合わなくなる事も有る路線です。交代した時点で19:30を過ぎていたのでお客様は少なく道路混雑も無くスムーズな運行でした。信号サイクルにもうまくのれて終点某駅には1分早く到着して巻きは日中では考えられないほど多い7分も確保出来ました。復路も往路と同様に順調で終点某所には1分早く到着して巻きは7。
2周目。1周目とは真逆で信号サイクルにのれず、ことごとく引っ掛かったもののバス停はほとんど通過して終点某駅には1分遅れで到着して巻きは4分。折り返し復路では対向のバスが路駐車をかわせず止まっていたので進路を譲って信号一回待ち。終点某所には1分遅れで到着して巻きは4分。
3周目。ラスト一周なので特に無事に終われるように慎重に運転する。左折する交差点直近で先頭を走っていたところ後方から救急車が来たので停止線手前で停止したら対向右折車が1分1秒でも病院に早く着きたい救急車が来ているのに進路を妨害して右折して行きました。何を考えているのでしょう?仮に自分が救急車で運ばれていて進路妨害されて助かる命が助からなかったらどう思うのでしょう?悲しくなりました。終点某駅での巻きは5分。復路も良好で終点某所には2分早く到着しました。
某所から回送入庫。定刻より5分早く入庫しました。