乗務日記【2011年02月23日】 | バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

バス運転士の“公私混同”&“本音と建前”日記

地球1周分の距離を『約2年』という歳月をかけて路線バスで走る運転士である富蔵(とみぞう)が“公と私を混同して綴った物”を記事として公開させていただいております。

■乗務年月日及び曜日
2011年02月23日(水)
■天候

■本日走行距離
104.7km
■本年累積走行距離
2997.9km
■道路混雑状況
7時台に混雑有り
■車内混雑状況
ラッシュ時間帯に多客有り
■乗務車両型式
①PKG-RA274KAN
②PKG-RA274KAN
■車両状況
ラッピングの一部分に剥がれ有り→操車に報告済み
■運行状況(早出庫及び入庫遅れや増減回等)
異状無し
■遺失物の有無
有り(水筒)
■勤務
本務
■出庫(乗務員交代)時刻
5:58
■入庫(乗務員交代)時刻
18:08
※出庫(乗務員交代)時刻から入庫(乗務員交代)時刻までの間には中休が最大で二回含まれている場合がございます。また、乗務の他に予備勤務として車庫整理や増便対応や車検回送やバス停清掃等をしている場合もございます。
■中休の回数
1回
■自己採点
★★★★☆

■表題
後車に追い付かれる
■本文
某駅へ営業出庫。
燃料計が丁度半分の位置を指し示していました。給油しないまま出庫してもガス欠にはならないという確信が有ったので給油は後回しにして出庫しました。
朝の6時少し前だというのに出庫ルート上で断続的な渋滞が発生していて某駅から僻地行きの始発便の発車時刻に間に合うか不安になりましたが間に合いました。
1周目は両方向ともに混雑は無くてスムーズな運行となりました。
2周目の某駅を定時に発車しました。終点僻地での巻きも余裕で確保出来ましたが、折り返しの某駅方向ではガンガン攻めると主要停留所で時間調整をしなければならなくなる。朝の通勤通学ラッシュ時間帯に時間調整の為に停車すると車内客からの視線が痛くて嫌なのでそれだけは避けたい。タイミング的に行けた交差点の信号をわざと引っ掛けて先頭で信号待ち。ボーッと前方を見ていると左から右に流れる直進車が連なって交差点を完全に塞いでしまっているではないか。どうすんのよ?と様子を伺っていたら自車と対面する信号が青になっても塞がれ続けていて進むに進めない。右折しなければならないのに…。もう一回待つはめになりました。次で行けましたがその時点ではまだまだ取り返せる程度の遅れだった。しかしながら各停留所ではたくさんのお客様がお待ちで遅延は増大。そうこうしているうちに後車に追い付かれてしまいました(ToT)いわゆる団子状態になってしまいました。7時台は5~6分車間で走っているので油断するとこうなっちゃうんだよなぁ。悔しかった。
3周目の某駅は着発2分遅れで発車。僻地は定時発車。
4周目と5周目は道路状況も良好な上に巻きもタップリと盛られているので楽な運行となりました。
某駅から回送入庫。

~2時間37分の中休~
多くの時間を喫煙所で一服しながら雑談をして過ごしました。富蔵を苛める事に生き甲斐を感じている班長からは相も変わらず苛められました。

某駅へ回送出庫。
出庫ルート上で道路工事による車線規制の影響で渋滞している区間が有りました。何とかギリギリ発車時刻に間に合いました。
1周目の上り線の車内でお婆さん同士で喋っていました。「じゃあ、そろそろね」と別れの挨拶をしているので「そろそろ降りるんだろうなぁ」と思っているうちにお婆さんは立ち上がりました。降車ボタンが押されなかったのでバス停を通過すると「えっ?あれっ?」と言いながら慌てだしました。「過ぎちゃったみたい」と、さっきまで喋っていたお婆さんに言うと「まだなんじゃないの?」と言われていましたが結論から言うとお婆さんが降りたかったバス停は既に通過していました。信号待ちをしていると「さっきの所で降りたかったんだけどここで降ろしてもらえない?」と耳を疑うような事を真顔で言うのです。「バス停以外での乗降は出来ないので…」と富蔵が言うと「そうよね。いつもだったら必ず他に降りる人がいるのに今日に限って…」とブツブツ言い続けていました。ましてや第二通行帯にいて交番の目の前。警察官も珍しく立っている。こんな所で降ろしたら富蔵自身が大変な事になってしまう。よりによって次のバス停まで停間が長くて大きな道路との交差点まで有る。少しだけ心苦しかったですが、話に夢中になっていて誰かが押すだろうと人任せにして思い込んでいたお婆さんが100%悪いので頑張って歩いていただきたいと思いました。ご期待にはそえませんでしたが応援はします。
某駅から営業入庫。