夕方のニュースで“派遣切り”に悲鳴「野宿するしかない」
とテロップがある特集を見た。
富蔵が運転するのに好きなバスのメーカーである日産ディーゼルで派遣社員として働く27歳の男性は会社の寮に住む。月給は15万円。突然の解雇通告を受けた。寮も近々出て行かなくてはならず路頭に迷っている。冷蔵庫には卵と冷凍した豚肉しか入っていない。
またまた富蔵が運転するのに好きないすゞは1400人の解雇。いすゞの藤沢工場だけでも900人の解雇だ。
SONYも近い将来8000人を削減するそうな。
“派遣切り”は派遣社員や期間従業員のみならず正社員にも及ぶという考え方も浮上してきた。
100年に一度とも言われる金融危機。負のスパイラルは続く…。
これからどうなるのか?
富蔵もいつ会社から解雇を言い渡されるか分からない立場だったら、まともな状態で仕事に取り組むのは無理だろうと思う。
世の中が不景気になるとバス運転士という職種はたちまち人気職種に転じる。公営交通なら日常茶飯事であろうが民営バス会社でも倍率が軽く30倍に及ぶ事も珍しくないらしい。富蔵が受けた時でさえも十数倍の倍率だったと人事の採用担当が言っていました。
富蔵も前職は派遣社員だった。現職に就けていなかったら派遣社員を続けて派遣切りの対象になっていたかもしれない。
世の中が不況になり凶悪な犯罪が増加する可能性もある。ますます住みづらい世の中になるのでは?と心配になる。
年を越せるか不安を抱えながら生活する者もいるだろう。
政治家に問題を丸投げして胡座をかくつもりはないが、何とかしなければならないのではないか?