あの日から4ヶ月が経った。
表面上は当初のパニック状態から脱したように見えるが、今尚、苛酷な避難生活を余儀なくされている方々、行方が分からない方、あの日の恐怖、辛い記憶に苦しんでいる方は多い。
いつの間にか当たり前になってしまっている毎日ではあるが、どこか皆不安を抱えているのだ。それと同時に、どうにもならないのではないかという焦燥感にも襲われ、その辛い思いを話す場もなく今にも潰れてしまいそうなのだ。
忘れかけていないだろうか?今の状況に慣れてしまっていないだろうか?
忘れないで欲しい、一人じゃないということを。
慣れてしまわないで、孤独に。
人は必ずどこかで繋がっているのだ。
決して一人で成し遂げることは出来ないのだ。
手を差し伸べれば、それをしっかりと掴む人がいる。助けを求める手も、助け出す手も両方とも。