国内の「アーティスト」は概ね敵って言っちゃいましょうか...   メモ 2 へ記したように、よく知られた者どもがクソすぎるのです。大きな声に存在を掻き消されぬよう、その影響力に抵抗する必要が生じています。

 ごく少数とはいえ異物はあります。知るかぎり、もっとも積極的な言動の見られる人です。

  ・春ねむり HARU NEMURI (She/Her) @haru_nemuri
 〈 今日は東京のイスラエル大使館の近くであったガザでの停戦を求めるデモに行ってきた〜1600人くらい来てたらしい 
#StopGazaGenocide 〉午後7:39 · 2023年11月4日

〈 🆕RELEASE STATEMENT🆕
‘watermelon(demo)という曲のデモをリリースし、ちょっと長いステートメントを書きました 🍉🤍 読んで聞いてください💨
イスラエルのパレスチナに対する占領と虐殺に反対し、停戦を求めます
https://lnk.to/watermelon_demo 〉
  --リンクを辿って読んでほしく思います。いい文章です。
    少し引用します、〔その全てをぶち壊して跡形もなく破壊するためにわたしの音楽は存在していて、戦場や略奪の炎ではなく、それを止めるための炎になりたいと願っているし、あなたにもあなたのやり方でそれを止めるための炎を灯して欲しい。〕。

〈 人間として自分の惨めな人生を慰めるために音楽が必要だという考えにはまったく同感だが、音楽がそのようなナルシシズムのみにとどまっているとしたら、要するに最悪だ。〉午後3:20 · 2023年12月5日
  --これも共感。
    このごろ常々思っていましたよ。ちょっと他とは違うのかなって人もそこにとどまっちゃってるよなあ、って。



   言葉がとにかく響いたので、インタビュー記事等をまとめて読んでみました。
『 私、「丁寧な暮らし」っていう言葉が大嫌いなんですよ。自分の見える半径数メートルを大事にしながら生活していれば、やがて大きな悪にも抵抗できるだろうっていう……これって、最近の流行りでもあると思うけど、でも、それはもう思考停止だから。なにも感じなければ、楽なんでしょうけどね。』 

  春ねむり、愛と怒りで叫ぶ激情 この世はクソ、でも優しく生きたい 2020/04/30| CINRA

 『 自分にとってのパンクというのは、“最も弱いものに最も優しい”ということですね。』 

  <インタビュー>春ねむりが語る、行き詰った社会への想いと弱者のためのパンク精神 2021 | Billboard JAPAN

《 例えばアフリカ系アメリカ人の場合は「こういう差別があってクソみたいな町だけど地元をRepする」ってところまでちゃんと歌っている。社会と接続している意識があるんです。そういうのがチャートに入るって、やっぱりポップスの定義っていうのは「他者が入る余地がある」ってことなのかなと思うんですよ。》 

  アーティスト・春ねむりに同居する「怒り」と「冷静さ」2022/06/22 - TOKION

《 もうすでに時代遅れの慣習や仕組みが、現行で生活している人間の人権や尊厳を損なう様たくさん目の当たりにしてきて、古臭いくせにそこに厚かましくも止まり続けている価値観に対するアンチテーゼ 》 

  春ねむり、台湾の新進気鋭のラッパー3名を迎えた「Old Fashioned」新ver.リリース 2023/02/14 | spincoaster

『 よくある日本アーティストの海外公演の客層とは異なることに気がつく。春ねむりは、アニメタイアップもワールドワイドなゲームタイアップもやってはいない。海外向けにセッティングされたジャパニーズフェスやアニメフェスにも出演していない。
  春ねむりを待望する海外のオーディエンスとはロックな客層だ。パンク、インディーロックを求めるオーディエンスがどんどんライブハウスへ吸い込まれていく。それはまるで、自分だけが知る刺激的なカルチャーを求め、たどり着いた核シェルターへ避難するかのようだった。』 

  SpotifyやYouTubeが注目するワールドツアー中の春ねむり、海外で注目される理由とは?(ふくりゅう)2023/05/06 | Yahoo!ニュース

『 何を言っても、何をやっても盛り上がっちゃう。盛り上げるだけであれば、誰でもできるんじゃないかって」
  春ねむりは、楽曲を介して人間が持っている“根源的なもの”に触れたい、という想いで音楽をつくっている。それゆえ、「大量消費社会における一瞬の快楽のようなライブをやり続けていたら、この先ライブが嫌いになりそうだ」と感じていた。』 

  セマくフカく、刺さる。海外リスナーも熱狂するシンガー・春ねむり 2023/09/24| Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)



 ”CINRA” から、再び引用します。
  『 正直なところ、私は、言葉をそんなに信用していないフシがあると思います。自分が思っていることが真ん中にあったとしたら、口に出せるのって、その周りのことだけだと思うんですよ。周りの言葉を使って、真ん中になにがあるのかを浮き彫りにしようとするんだけど、その言葉を発声している瞬間にもう、真ん中にあるものがどんどんと零れ落ちていってしまう……そんな感覚があるんですよね。』。伝えたい言葉がある人の感覚なんでしょうね。
 音に乗っかった言葉もそりゃーよくて、「かくされた悪を注意深くこばむこと(生きる)」は、クソの予備軍にむかって『おまえらは出来てないね』と言っているようだし、「コピペで気取れるリリシスト(Old Fashioned)」も多くのクソどもをdisっているかのようです。と、ぼくが思うだけです。なお、春ねむり自身はさほどクソクソ言っていません。
  ブログ記事の〆と致しましょうか、出口はあるものですから。

 ※ spincoaster の記事で視聴できます。