おいしいパンを食べたいの。そう思いたち、立ち上がった。今はそう、立ち上がり前へ進むべき時なのだ。いざパン屋へっ!! こんなふうに気分がノッたわけです。けれど、アパートの上階に住んでおりますもので、そ~っとドアを閉めて静か~に階段を降りました。昼間だから空き巣みたいな気遣いは不要なのですが、夜遅くに帰宅することが多いもので癖なんです。本日はお日柄も良く、ルンルン気分でたらたら歩いていると、公明党のポスターが目に入りました。「希望の持てる社会へ」...、気分ダウンです。げんなりなんです。アパートへ引き返したくなりました。心にもない前向きな言葉は、人をうしろ向きにさせるのです。話かわりますけれど、「立ち上がれ日本」という政党名がありましたね、バカなんですかね。「(日本を)取り戻そう」とか言っちゃいそうです。奪われたって思うのは、まあ、いいとして、指差す相手を間違えてそう。耄碌しちゃって、まあ。元々なんでしょうけれど。
 もうロクでもないわけです。それでも気を取り直して否! 私にはミッションがあるのだ! 気分はジャック・バウアー、またはジェイソン・ボーン。そのパン屋おいしいです。生地がちゃんとしてます。デニッシュ、ドーナツ、ロール、それぞれがちゃんとそれぞれです。
 一気に早送りしまして、パンの説明へと移らせて頂きます。
 
○シュリンプ・ロール 
 ピザパンってやつです。ゆで卵とタマネギがマヨネーズと(たぶん)少量のケチャップで和えられ、エビとチーズがのっかってパセリかかってます。ちょっと淵からこぼれてパリッと焼けたチーズの香ばしさ! 今本当に食べながら書いています、なう。
 
○カレーパン 
ああ~、こりゃまたうまい。いい揚げ具合。まぶされたパン粉がカリカリサクサク。
 
○みそパン 
これは最も説明が必要でしょうね。ご当地パンです。まず、生地が独特でふかっとしています。米粉が入ってるのかな? なんて言うんでしょ、なんて言ったらいいかわかりません。味噌とハミチツを練ったと思われる謎のペーストがはさまってます。信じていただけないかもしれませんが、おいしいです。
 
○あんドーナツ 
カレーパン同様、言わずと知れたってやつですね。パンにこしがあるってのが良いです、あんの滑らかさと引き立て合います。おなかいっぱいです。
 
 ごちそうさまでした。
 こんなのを書いているとぽっちゃりさんだと思われそうですね。そうでもないです。私の体型なんぞどーでもいいことでしょうが。体に興味を持たれても困っちゃいますが。時にはお気持ちに応えられませんから。いちおう言わっておきます。程よい感じ、芸能人でいうと深田恭子。
 
 本当は沖縄・那覇の牧志市場(?)で、その場で揚げているのを買ってたべたサーターアンダギーについて書こうと思っていました。あのアンダギーさんは今まで食べたドーナツ中、トップかもしれません。オールド・ファッション的な素朴なおいしさの魅力。粉と卵を味わうみたいな。粉と卵を味わうって上手い表現ではありませんね。すごくうまかったんですけれど。みそパンの説明がそうだったように、相手が全く知らないものを説明するのは難しい、そんな訳であきらめました。やはり人気あるようで、市場のサーターアンダギーは東京・銀座の三越で買えると聞いたことがあります。
 レンタカーで農業地域をふらふらしていると、ライムみたいな柑橘の収穫に出くわしました。あれはシークヮーサーだったんですね。沖縄のみかんは小さくて緑色のうちに収穫するものなのかと思ってしまいました。あと、飲食店にタコライスという貼り紙がされているのをよく見て、蛸の炊き込みご飯なのかなと思っていました。
 
 よしっ! のらくらとどうにか繋げられました。よそ様の記事へコメントしてはいるのですが、自分でも書くべきだと思ったのです。結果は、こんな記事内容ですが、それでも。しかし、これもまた、沖縄を観光地としてしか見ない風潮の内にある記事かなと考えます・・・。
 サーターアンダギーってもうちょって全国的一般的になって然るべきものと思うんだけどなぁ。