あれを読んでみました。
 あれってのは、滋賀県の中学校から回収された自衛隊勧誘プリントのトイレットペーパーのことじゃないです。中学生のみなさま、いろいろとお気をつけ下さい。世の中おかしくなっとりますので組体操が高層化しちゃって、骨折や一生のこる後遺症を負わされた人がいます。いらんことをやらせたがる奴ら、そして喜ぶ奴ら、見物を楽しむ奴ら、奴らに従順な奴らもみんな敵ですから。卒業しても、校長が幸福の科学のパンフを送り付けてきたりします(これは高校だっけ?)。奴らの趣味に付き合ってやることはないですょ。
 前置きが長くなりました。週刊新潮(10月15日号)を読みました。不買運動に参加しているので、わざわざネット喫茶まで行って。
参考:優しい世界 2015.09.29【週刊誌ってなんだ?】奥田一家殺害を煽ったのは週刊新潮? http://ameblo.jp/khirose1944/entry-12078693346.html
 
 目次に“参加者は高揚した 「国会デモ」総括に「大人の説法」”とあり、大人を自称する人が大人だった例がないなあと思いながらページを開くと、“世の中を騒がせた平成の安保デモとは、一体、何だったのか。4人の識者が、大人の視点で冷静に総括する”とあって、いよいよろくなもんじゃないと予想しました。予想どおりの4人の発言を引用しつつ、紹介致します。
 
○防衛大学校名誉教授 佐瀬昌盛 
「今回のデモはピクニックのようなものだったのです。安倍総理にしてみれば、ちっとも怖くないデモだったことでしょう。」
 流行ってるんですかね、ピクニックに喩(たと)える言い回し。ネットで何度か見つけています。安倍はそりゃ、大好きなおじいちゃんと自分を重ね合わせて良い気分でしょう。夢見心地でしょう、バカだから。
 
○初代内閣安全保障室長 佐々淳行 
「84歳となり、現在車椅子生活を送っている私が、国会近くで車を降り、デモ隊が大勢いる歩道に上がろうとした時のことでした。「佐々さんですよね?」ある青年が私にこう声を掛けながら近寄ってきたのですが、次の瞬間、彼は私を襲うどころか、罵詈雑言を浴びせることもなく、車椅子を歩道に上げる手助けをしてくれたのです。」「昔のデモ隊と違って今の若者は優しいけれど、それが逆に怖いなと」「現代はインターネットの時代ですから、サリンとまではいかなくても、簡単に恐ろしい「兵器」を作れます。内面を見せない今の若者が、いつそれらを手にしたとしても不思議ではないのです。」「彼らは『死にたくない。戦争に巻き込まれたくない』という個人のエゴで動いています。そのエゴを満たすために、何をしでかすかは予想がつきません。」
 危険な集団だってことにしたいのに全く危険な要素がないため、言いがかりに終始しています。客観的にみて、彼らの内面は、“どんな悪党でも車椅子に乗ったご老人だから、親切にしとこうか”です。コメントのタイトルは、「私に襲いかからず見逃した「デモ隊」は逆に不気味だ!」となっています。人間、こうなったら終わりです。すでに人間と言えないかもしれません。戦争で死にたくないことをエゴだなんて、さすが難民を受け入れない国の初代内閣安全保障室長、言い換えるなら人でなし。
 
○評論家 大宅映子 
「お腹が空いたからご飯を食べたい。火事は怖い。そして戦争反対」「まったく彼らはどれだけウブなんでしょう」「ちょっと幼すぎるんじゃないかしら」「一方、安倍総理にも幼さを感じました。法案が通った翌日に山中湖でゴルフをしていましたよね。分かりやす過ぎませんか」
 そんなことを言いたいだけの人ですね。この人、拙ブログの8/17の記事でおかしな少子化漫談をしていらっしゃる方です。父親が有名な評論家で、七光りで言いたいことを言い続けられるんですもんね。親から独立すること、社会勉強の大切さがよくわかります。
参照:[蒼井空才是世界的] http://ameblo.jp/tomitayukihiro/entry-12062917740.html 
 
○評論家 呉智英 
「現在も在特会がヘイトスピーチを行っていますが、いずれの運動も庶民が彼らなりの生活実感をもとに声をあげ、その点では今回の安保デモも同じです。」「市民が立ち上がれば、それがすなわち「善」というものではないのです。」
 一般論言ってるだけの、下手なネガキャンですね。脳みそ要らないんじゃないだろうか。
 
 しかし、つまらない雑誌でした。一つくらい面白い記事はないかと探しましたけれど、皆無。新潮の社名が入った雑誌がこれでいいんだろうか。なんの取り得のなさは、まるで男性の乳首ですね。あんな役に立たないものが何であるんですか!?