岸信夫前防衛大臣の後継として、自民党山口県連は、衆院山口2区の補欠選挙に、岸信夫氏の長男・岸信千代氏を、自民党公認候補として擁立する事に決定しました。

 

 今、話題になっているのは、その信千代氏のホームページです。信千代氏のHPには、親族の歴代国会議員入りの家系図が掲載されていたのです。

 

 父・前防衛大臣/岸信夫。伯父・元総理大臣/安倍晋三。祖父・元衆議院議員/阿倍晋太郎。曾祖父・元総理大臣/岸信夫。曾祖叔父・元総理大臣/佐藤栄作。

 

 確かに、これ程の家系を持った世襲議員は他にはいないでしょう。他の追随を許さない、類いまれな家系です。

 

 ですが、この家系図が、問題になっているそうなのです。“政治を(家業)としか考えていない証左”だとか、“家系図が一番のセールスポイントに見える”等という批判の嵐だそうです。

 

 私は、家系図を載せることの、どこが悪いのかと思うのです。いったい何が、いけないのでしょう。

 

 だって信千代氏は、政治が家業の家柄なのですし、家系図が一番のセールスポイントなのですから。ある意味、正直な人です。

 

 このHPを見て、“いけ好かない野郎”だとか、“親族に元総理大臣がいることを、鼻にかけやがって”とかいう風に、受け取る人は受け取れば良いのです。

 

 軽薄な底の浅い候補者と見られても良いから、それよりも純血度合抜群サラブレッド候補だという事を、信千代氏はアピールしたかったのでしょう。

 

 そもそも“信千代”という名前自体、若君的です。お殿様の御加減が優れないので、若君がお家を相続される。そんな感じでしょう。

 

 今、この家系図入りのHPは、閉鎖されているそうです。信千代氏は、「不具合を修正のメンテナンス中なだけ、今回の騒動とは全く関係ない」と、言い張っているそうです。

 

 であるならば、メンテナンスが終了しHP再開後も、家系図は引き続き掲載していてほしいですね。

 

 もし、家系図がHPに掲載されていれば、私は信千代氏を見直します。意外と骨のある政治家だと、評価してあげます。もし削除されていたら、やっぱりボンボンの軽薄短小野郎だと、軽蔑するかな。

 

 炎上覚悟で、家系図載せてほしいな。