友人の伊藤健君、イトケンが7月21日、亡くなってしまいました。もう彼と話すことが出来ないと思うと、その喪失感は計り知れません。
イトケン、貴方は太陽でした。私たちは、貴方の周りを廻る惑星です。
むしゃくしゃしている時も、貴方といるとなぜか心が和みました。貴方は、周りの人達を体の芯からホカホカとさせてくれる、そんなオーラの持ち主でした。
イトケンとは、男気の旅や世界遺産の旅など、色々な所に旅しました。震災間もない釜石の寿司屋のカウンターで4人でした男気じゃんけんは、人生で一番真剣にしたじゃんけんです。残難ながらイトケンも私も負けてしまったので、男気を示す事は出来ませんでした。
富士登山から始まった世界遺産の旅は、北は知床から南は沖縄まで、日本国内の世界遺産はほぼ行き尽しました。
屋久島では、縄文杉まで行き6時間帰り5時間掛けて行った時には、全島停電する程の豪雨で、行きは道だったのが帰りは川になっていました。あの時は、遭難するかと思いました。
来年3月、世界遺産の節目として、バルセロナのサクラダファミリアに行こうとエアーチケットまで取っていたのに、叶わぬ夢となってしまいましたね。
イトケンは、音楽をこよなく愛しました。歌もとっても上手かった。まさに、聴かせる声でした。そして貴方は、音楽で川口を盛り上げようとしていました。
貴方が立ち上げた川口フェスは、今年15周年を迎えます。貴方の熱い情熱と、ブルドーザーの様な行動力がなければ、川口フェスが15年も継続する事は無かったでしょう。
今年秋の川口フェス15周年イベントを見られなかった事は、イトケンにとってはさぞかし心残りであったと思います。
イトケンは、色々な事にチャレンジしていく人でした。旺盛な行動力の持ち主でした。商売も、本業以外にも色々な職種に携わっていました。最近は、お坊さんにもなっていましたね。
そんな破天荒な人生であったけれども、良き家庭人でもありました。お料理が上手でイトケンの事が大好きな奥様と、しっかり者の長男、長女。そして、可愛いお孫さんにも恵まれました。貴方は、愛すべき夫であり、頼りになる父であり、楽しいおじいちゃんでもありました。
イトケンは、「明日死んじゃうかもしれないんだぜ」が、口癖でした。それは、今日を精一杯生きる、今を全力で楽しむという事の裏返しなのですが、本当に死んじゃダメでしょう。俺より年下のくせに。
イトケン、貴方には色んな刺激を受けました。エネルギーを貰いました。励まして貰いました。私の人生の道標でした。そして何より、貴方と一緒にいるととても楽しかった。イトケンには、感謝しかありません。
そちらの世界では、大物ミュージシャンがわんさかいる事でしょう。きっと、大好きな音楽をエンジョイしているのではないかな。
イトケンとはもう話すことは叶いませんが、皆さんの心の中にあるイトケンの想い出寿命は、尽きる事が無いと思います。
イトケン、今まで本当にありがとう。心よりご冥福をお祈り致します。どうか安らかに、これからも私たちを見守っていて下さい。
友人の一人として
富田浩正