国会では、籠池問題が収束しそうにもありません。安倍昭恵夫人サイドは「安倍晋三代理としても昭恵夫人個人としても、100万円の寄付はしていない」と言っていますし、籠池理事長は「2人きりの時に昭恵夫人から安倍晋三からですと言われ、100万円を貰いました」と、言っています。

 

 

 ここに来て、籠池諄子夫人と昭恵夫人とがやり取りしたメールに、「民進党の辻元議員が幼稚園に押しかけ、私たちを怒らせようとした」とか、「小学校の建設現場に辻元議員の息の掛かった下請けを潜入させた」との籠池夫人の書き込みがあった事が発表されました(そのことについて昭恵夫人は、何のコメントもしていません)。

 

 

 辻元議員は「全くそんな事実はありません。悪質なデマです」と、コメントしています。

 

 

 しかし、辻元議員も、“自分に関する事は嘘で、安倍首相や昭恵夫人に関する事は本当”というのは、少々虫が良すぎるし整合性に欠けます。辻褄が合いません。

 

 

 辻元議員と籠池夫人の証言がみ合わないということは、どちらかが嘘を言っているのです。昭恵夫人と籠池理事長との構図と、全く同じです。

 

 

 今、辻元議員の証人喚問という話まで出ています。されど、されどです。こんな事に貴重な国会の時間を浪費して良いのでしょうか。

 

 

 あの籠池理事長が信用に足る人物かどうかは、小学校建設の契約書が籠池理事長の都合の良い金額で3通も出てきたことが象徴しています。

 

 

 つまり、籠池なる野郎は、要は“似非右翼の浪速の詐欺師”です。そんな野郎にいつまで国会は、かかずりあっているのでしょうか。この問題を長引かせることは、ただ単に籠池理事長の虚栄心を満たしてあげるだけのことです。

 

 

 籠池理事長は、今最高に気分良いと思いますよ。日本国中が自分に注目してくれているし、テレビを付ければワイドショーで自分が延々と映し出されているし、国会の野党議員の人達は、恭しく自分の証言を聞いてくれるし、もしかすると、安倍首相が自分のせいで辞任してしまうかもしれないのですから。

 

 

 もうやめましょうよ、国会で籠池問題を扱うのは。助成金詐欺については、大阪府警なり大阪地検なりに任せておけば良いのです。

 

 

 与党も野党も“あんな詐欺師に振り回されるのは、もうやめにしよう”と、ここらできりをつけてくれませんかね。

 

 

 税金の無駄遣いです