46歳バツイチ
入退院を繰り返す難聴の父(80歳)と
認知症で要介護5の母(80歳)と同居
ピンチから学んで、
出会った人々の教えを復習して、
新たに勉強していることを実践して、
驚速でレベルアップ中
マネー・節約ジャンルから介護へお引越ししました
認知症の母が脱水症になり、
病院へ連れて行きました。
500mlの点滴2本注入。
4時間で回復。
無事帰宅。
あ~、ひと安心。
ことの発端は今朝のこと。
起床タイムの7時に母が目を覚まさず、
10時になっても起きようとしない。
ごはんだよと声をかけても
目をとじたまま、
弱々しく「は~い」とだけ。
くちびるが乾いていたので
ストローで水を飲むよう提案。
「いらない。吐きそう」
お腹がグーグー鳴り放題だったので、
ヨーグルトを食べるよう提案。
「いらない。吐きそう」
明らかに様子がヘンなので
すぐ病院に行くことを提案。
「行かない。元気です」
なんでやねん。
父に聞くと、遅すぎる報告が。
昨日もおとといも、
あまり水を飲みたがらなかった。
朝・昼ごはんをほとんど残した。
代わりに父が全部食べた。
なんでやねん。
私の愛読書、
「介護に必要な 医療と薬の全知識 」には、
こう書かれてありますよ。
高齢者の体調不良は、水分や食事が十分摂取できていないために起こることが少なくありません。特に水分は大切です。
良く起こるトラブルとして、
真っ先に書かれているのも 脱水です。
軽度脱水の症状
- 活力低下
- 食欲不振
- 尿量減少
- 筋肉痛
- こむらがえり
- めまい など
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脱水症は、体から水と
ナトリウム・カリウムなどの電解質が
不足した状態。
高度脱水症になると、
血圧低下・意識障害・けいれん、
基礎疾患の悪化などが起こって危険です。
熱中症との違いは、こんな感じです。
脱水症 体液不足で引き起こされるトラブル
熱中症 体温上昇で引き起こされるトラブル
脱水症と熱中症には密接な関係がありますよ。
体液の減少で体温調節がうまくできなくなるので
熱中症のリスクが高くなったり、
重症化したりします。
母の場合は、
体温・血圧は正常。
意識もあり、私の介助で立ち上がり可能。
でも、こんな症状がありましたよ。
- 活力低下
- 食欲不振
- 尿量減少
- わきの下の乾燥
- 皮膚がカサカサ
- 目のくぼみ
というわけで、
母を病院に連れて行ったところ
軽度の脱水症でした。
体重の2%以上の体液が減少すると
軽度脱水症です。
- 体重 60㎏…体液 1.2㎏(1200g)
- 体重 50㎏…体液 1.0㎏(1000g)
- 体重 40㎏…体液 0.8㎏(800g)
担当の先生からは、
「あと1日遅れていたら大変でした」と
お約束のお言葉が。
母は5日前に
白い泡を吐きまくったんですよね。
先生にお伺いしたら、
吐きまくりが脱水症の原因なのか
脱水症だから吐きまくったのかは
どちらともいえるが、
なんともいえない、とのこと。
タマゴが先か、ニワトリが先かみたいな?
5日前のできごとなので、
断言できないようです。
ただ、断言できるのは
高齢者はいともカンタンに
脱水症になるということ。
嘔吐・下痢・大量発汗などの
分かりやすい原因だけでなく、
そもそも高齢者は
- 体液貯水池の筋肉が少ない
(保水力が低い)
- 飲食の絶対量が減る
(入る水分が少ない)
- 持病や薬の影響による頻尿・多尿
(出る水分が多い)
などカラッカラになりやすい要素いっぱい。
高齢者がカラッカラ状態なのは、
体重に対しての体液の割合をみると良くわかる...
- 赤ちゃん 80%
- こども 70%
- おとな 60%
- 高齢者 50%
どんどん少なくなるんですね。
母は、血液とレントゲン検査でも異常なしで、
ほかの病気じゃなかったのは幸いでした。
早く病院に連れて行ってホント良かったです。
父と違って入退院の経験がなく
急性の病気もほぼゼロだった母ですが、実は
過去に3度救急車にお世話になったことがあります。
- 交通事故(車にはねられたが軽症)
- 低血糖による意識障害
- 原因不明の全身激痛で失神
(のちに認知症の副作用と判明)
って、これ全部お盆休みのときじゃん。
なんでやねん
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脱水症・熱中症の
予防と対策に
備えておけば安心です
前述の「介護に必要な 医療と薬の全知識 」によると、単なる脱水のときは、OS-1やOS-1ゼリーなどを少しずつ口から摂取してもらう、とあります。意識障害などで飲めない人は、救急搬送です。点滴してもらえば回復しますが、とにかく早めの対応が肝心ですよ。
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