2019/8/04 NGフェス 恵比寿リキッドルーム | いつか地蔵になる日〜ライブとか介護とか生活とか
神聖かまってちゃん主催
Net Generation.'19
通称NGフェス

フェスという名の
ワンマンライブ、
もう今年で4回目です。

(ちゃんとした
フェス形式だったの
初回だけだったな…)
(でも長丁場のワンマン
めちゃくちゃ楽しい)

今年は
恵比寿LIQUIDROOM


気をつけよう熱中症。
ほんとに。


フェスなので
タイムテーブルが出ます。
1バンドしか出ないけど。

第一部は
懐かしい曲が多かった。

第二部
いわゆる「鬱セトリ」ですが
これが個人的には
素晴らしくツボでした。

第三部は
わりと認知度が高い曲が
多かったかな。
『ロックンロールは鳴り止まないっ』とか
『フロントメモリー』も
演りました。

39曲演りました。

すごい。
かまってちゃんとしては
本当にすごい。

の子さん歌詞もあんまり
間違えなかった。

すごい。
本当にすごい。

そんなことぐらいで
何を言ってるんだと
思われそうですが、
1曲演るごとにグダグダと
MC入れて
予定してた曲全然演れなかったり、
歌詞を全然憶えられなくて
適当に歌ってたり、
そんなライブが当たり前のように
あったりしたので、
(最近も時々あるけど)
それを考えるとすごい、
本当にすごい。

ほんと、今まで
酷いライブも数多ありましたが
それでも
かまってちゃんは面白い。

私は
「カッコいい」だけでは
ちょっと物足りない。
バンドには「面白さ」がないと
魅力を感じない。

「カッコいい」も「面白い」も
定義は人それぞれだと思いますが
(笑えるのが面白いのかというと
ちょっと違うとは思っている)
私がかまってちゃんに興味持ったのは
「面白そう」だからだったので、
かまってちゃん=メンヘラという
既成概念ができつつあるのが
心外というか、
病んでいる部分だけが
魅力な訳ではないのになー
と 思う。

特に第一部は
懐かしい曲が
たくさんだったので
自分がかまってちゃんを
好きになった9年前の気持ちを
思い出しました。

バンド名と
『ロックンロールは鳴り止まないっ』
だけは知っていたので
最初のアルバム
『友達を殺してまで。』が
TSUTAYAにあったのを見て
ほんの軽い気持ちで借り、
でも正直アルバムを
聴いた最初の感想は
「これは…ないわ」
だった。

自分自身、隠しておきたかった、
忘れたままでいたかった感情が
あまりにもむき出しに
これでもかっていうくらい
吐露されてる曲ばっかりで

私はそういったことすべてを
「イタい」で
片づけられる人間に、
そういう側になっていた
つもりだったのに、
古い傷をえぐられるような、
ものすごく
いたたまれない気持ちになった。

だからこれはあんまり
リピートして聴くことは
ないだろうな、
…しかしボーカル「の子」って
男性なのか女性なのか
そしてブックレット見ても
どの人が「の子」だか
わかんないし

ついうっかり
「神聖かまってちゃん の子」
で 検索してしまった。

すると真っ先に出てきたのが
「の子 奇行」

奇行…?
奇行…!
奇行…大好き…!!



80年代サブカルが
すべての基準になっているので
ライブ中に流血するのも
余裕で「面白い」と
思ってしまう。
(今でこそそれは
どうかとは思います。
多少は時代に合わせて
生きているので)

それに
奇行大好きというと
語弊があるかもしれないけど
身体を張ることが
結果的に奇行と呼ばれるだけと
思っています。

そして
音楽サイトナタリーの
(私はこれでナタリーを初めて知った)
メンバー自宅訪問インタビュー



なんでこの子
インタビュー中に
こんなテンション低いの…
面白い…



このブログを書くので
久しぶりにこの記事を
読み返したけど、
みんな若いね。



ちばぎん、チャラい…。

あと今読み返しても
みさこさんは
みさこさんのままだった
(内容が)。


このインタビューを読んで
メンバー全員に
ぐっと親近感がわき、
あとはもう
坂を転がり落ちるように
ネットの情報を漁り、
転げ落ちた先の
神聖かまってちゃんという
沼にはまり、
今もはまったままです。

生きる苦しみとか
恨みつらみとか
そういった正視に耐えない感情を
隠さずに表に出す、
それがメンヘラというのなら
まあそうなのかもしれないけど
そんな簡単な言葉で
括ってしまうのは
なんか違う気がする。

ドロドロしたものを
あくまでもポップに、
その表現のしかたや
発信のしかたが
神聖かまってちゃんの
面白いところだと思っています。

好きになってから
9年間、
私自身もすごくいろいろあったけど
本当にかまってちゃんは
大げさでなく、心の支えだった。

ちばぎんの年内脱退は
まだ受け入れられないけど…。



このライブの1曲目が
YouTubeにアップされていました。
(ブログ書くのに
時間かかりすぎたな)

たとえばご飯屋さんで、
いつ食べても変わらない味を
出してくれる店は
安心するし、
間違いないと信頼できる。
定期的に行きたくなるし、
人にもすすめやすい。

食堂かまってちゃんは
何だこの味!何入れた!
みたいな日もあれば、
わー!
こんな美味しいもの
初めて食べた!!という
日もあったりする。
そして
同じ味が出てくることは
ほぼない。

こんな店、二度と来るかよ!
出ていった人を何人も見てるし
正直、
安易に人にはすすめづらい。

それでも通い続ける店
みたいな感じかな。

店が続くかどうかは
お店の判断だけど
この店は潰したくない。
そのために
通い続けたい。
だって
ここの料理が大好きだからね。

という感じだろうか。


全然ライブの感想じゃ
なかったな…。
つい
感情が溢れてしまいました。