いまでこそ年に1~2回あるかないかですが、私も経験がありました。
そこそこ良いペースでまわりと一緒に走れるようになってくると突き当たる壁、Cハブ問題。
自分も今までに何十個も折って直してきたおかげで、今では5分以内に完璧に交換できます。
もし、Cハブ交換グランプリが開催されたらAメイン間違いなしです。
それくらい折って直してを繰り返しました。
よく、『Cハブを折って上手くなっていく』とか言われますが、出来れば折らずに上手くなりたいですよね?
そして、まわりを見て気付いたことがあります。
自分より上手く速い人たちも、同じようなところで同じようににクラッシュしてるのに、なぜ自分のCハブだけが折れるのか?と。
そこで今回は、Cハブが折れる原因や具体的にどのようにすればCハブを折らないで済むか?をお話ししたいと思います。
ここからは、主にマシンのセットアップが出来て、サーキットを普通に走らせることが出来ていることが前提のお話しです。
Cハブが折れる原因
前置きが長くなりましたが、主な原因の一つが握りすぎです。
正確には、コーナーでスロットルを入れるタイミングが違うことでクラッシュにつながり折れています。
Cハブが折れる時は、いつも同じ側のCハブだけが折れていませんか?
それは、そのコーナーを曲がるためのスロットルのタイミングが違うということです。
上手い人ほど、コーナーは転がして走っています。
前走者にコーナーで離される、後続車を引き離したいとコーナーギリギリまでスロットルを握っているために、コーナーで大きく失速し、それを挽回するためにコーナー途中で全開に握ることで起こっています。
相手に追いつきたい、後続車に抜かれたくないという気持ちを抑えて、コーナー侵入でスロットルを離すタイミングをいつもより一呼吸早めることを意識してみてください。
スロットルを離してもマシンは一気に減速せず転がります。
普段よりスロットルを離すタイミングを一呼吸早めることで、コーナーが曲がりやすくなるはずです。
そして、スロットルを入れるタイミングを普段よりもう一呼吸遅らせること=コーナーを曲がり終わるまで待つことを意識しましょう。
『待つ』ということは、何もしないということでもあるので焦るかも知れませんが、そこを乗り越える(耐える)と思ってる以上に走れることに気付くはずです。
もう一つは、クラッシュする瞬間までスロットルを握ってしまっているために起こっています。
前走車に追いつこうとするとき、後続車に抜かれないようにしているとき、コースを速く走るために攻めているとき、に起こりがちだと思います。
ある程度コースを走れるようになってくると、このままだとクラッシュするかも?縁石に引っ掛けてしまうかも?というのが分かってくるはずです。
そう思ったときは、どんなことをしても大抵クラッシュします。
そんな時は無理して追いつこうとせず、クラッシュしそうな時は諦めてスロットルを早めに離すことです。
スロットルを握ってなんとかするのではなく、スロットルを離してなんとかすることを意識しましょう。
もちろん慣れもありますが、意識することでクラッシュのダメージを軽減できます。
上手い人はこれらが出来ているため、クラッシュの瞬間には減速状態にあり、ダメージが少なく壊れずに再び走り出せるのです。
自分がよく折ってしまうコーナーでは、『待つ=転がす』ということを特に意識すれば、Cハブが折れる回数はかなり減ると思います。
Cハブをよく折ってしまう方は、ぜひ実践・意識してみてください。