キチンと走るマシンにするために(セットアップ編)実際の数値はどれくらいなの? | テールエンダーの『ラジコンが上手くなりたいッス。。。』

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ここでは、実際にそれぞれのツールを使ったセットアップをしてみます。

 

 

ラジコンのセッティングツールを購入すると分かるのですが、目盛りが0.2mm単位と非常に細かい単位になっています。

 

 

0.2mmなんてホントに変わるの?自分に分かるかな?と思うかも知れません。

 

 

確かに最初のうちは違いが分からないと思います。

 

 

違いが感じられなくても大丈夫です。

 

 

ただ、自分では感じてなくても、マシンは0.2mmの差をしっかりと確実に挙動として路面に反映します。

 

 

大事なのは違いを感じることよりも左右や前後の誤差がないマシンをつくることが重要であり、そのための0.2mmなのです。

 

 

誤差の範囲は少なければ少ないほど良いので、体感することを意識するよりもマシンをしっかりと走らせることを意識してセットアップしましょう。

 

 

慣れてくれば、不思議とだんだん0.2mmの違いを違和感として感じるようになってきます。

 

 

厳密には、マシンによってシャーシの厚みや構造等が違うので人の数値は参考程度にして下さい。

 

 

それぞれの数値に関しては、あくまでも自分がバスタブツーリングの基準値としている数値です。

 

 

リバウンド

参考数値:ドループゲージ5.2mm

参考数値:セッティングボードから10.0mm

 

 

リバウンドは走行前に事前にセットアップしておきましょう。

 

 

タイヤや車高は、取り付け取り外しを行いそのたびに計測しますが、リバウンドに関してはサスアームが折れるまで基本的にそのままで良いと思います。

 

 

計測するときは必ずダンパーをはずしましょう。(写真の赤丸参照)

 

 

リバウンドは人によって計測ポイントが違います。

 

 

フロント部分はCハブにキャスター角がついていると、進行方向からゲージを入れた場合と写真側からゲージを入れた場合では微妙に数値が変わることがあるので気をつけましょう。

 

 

セッティングボードに直接マシンを置いて計測する場合は、サスピンのセンター部分で10mmになることを目安にしています。

 

 

車高

参考数値:フロント4.8mm リア5.2mm

 

 

計測前に、ボディ以外のバッテリーなどを全て搭載して走行可能な状態にしてください。

 

 

その後、マシンを1センチくらい持ち上げて落としたところ(1G状態)から計測を始めます

 

 

前後のバンパー下の2箇所で計測しても構いませんが、ダンパーが4本あるので4箇所を計測したほうが、より確実に車高を測れると思います。

 

 

バスタブシャーシは、底面がフラットではないのでここも自分で計測するポイントを決めて計測しましょう。

自分の計測ポイントは、サスアームを取り付けるサスブロック下(赤丸部分)を目安にしています。

 

 

キャンバー角

参考数値:前後1.5度

 

 

車高同様に、マシンを1センチくらい持ち上げて落としたところ(1G状態)から計測を始めます。

 

 

タイヤに軽く添える感じで計測します。

 

 

ゲージを押し付けてしまうと正確な計測が出来なくなるので気をつけてください。

 

 

フロントトー角

トーアウト(説明書指示より0.1mm短く)

 

 

フロントのトー角は専用の高価なツールが必要となってしまうので、最初のうちは左右のターンバックルの長さをノギスなどを使用して、キッチリ揃えることから始めましょう。

 

 

例えば…説明書に26.4mmと書いてあれば、そこから0.11mm短くするのでなんとなく26mmではなく、キチンと26.3mmになるようにする。

 

 

リアトー角

トーイン(キット標準2.5度~3度)

 

 

基本的にキット標準状態で2.5~3度になっているはずなので、サスマウントをアルミに変える際もキット標準のサイズで良いと思います。

 

 

全てのセットアップ項目に言えることですが、一度で計測を終わらせようとせず2~3回計測するつもりで、計測しましょう。

 

 

ちなみに、サーキットでセットアップするのは、基本的に車高とキャンバーだけです。

 

 

次の走行までに何日かある場合は、少しずつで構わないので調整してみましょう。