今回はラジコンを動かすために必要なメカのお話しです。
ラジコンを前・後・右・左に動かすための送信機をプロポと言います。
その送信機からの電波を受ける機械を受信機と言います。
そして受信機から右・左に動かすための電気信号を受けてタイヤを実際に動かす機械をサーボと言います。
同じく受信機から車を前・後に動かす電気信号を受ける機械をアンプまたはESC(イーエスシー※エレクトリック・スピード・コンピューターの略)と言います。昔はスピコンなんていう時代もありました。
アンプからの電気信号を受けてモーターが回り車が前・後ろに進みます。
プロポについては、通信技術の発達により2.4Ghと言われる電波方式になりました。
昔と違い長いアンテナもクリスタルと言われるバンドも必要としないので、誰かと混信することがなくなり、走りたいときに走らせることが出来るようになっています。
現在は、初心者用のプロポにも液晶画面が付いていて、複数台のメモリー機能が搭載されている物もあるため、ツーリングカーを走らせたあとにMシャーシを走らせて、走り終わったらまたツーリングカー…などの切り替えがプロポの簡単な操作で行えます。
そしてこれが大事『プロポと受信機は同じメーカーじゃないと動きません。』
プロポと受信機が同じならば、サーボやアンプは別のメーカーでも動きます。
逆にプロポと受信機は同じメーカーじゃないとサーボとアンプがプロポと同じメーカーでも動きません。
例えば
といった具合です。
そこで重要になるのがプロポ選びです。
ナゼ重要なのか?
仮にラジコンが楽しくなって、いろんなカテゴリーが欲しくなり2台目・3台目と増やします。
当然受信機もプロポのメーカーと同じメーカーじゃないと動かないので2個・3個と増やします。
受信機の値段もバカにならないので、受信機の値段でメーカーを決めても良いかもしれません。
自分のレベルが上がりプロポをステップアップする際には受信機のメーカーに合わせて必ずそのメーカーから選ばなければならなくなるからです。
『プロポのメーカーを変える=受信機のメーカーも変える』ことになり、手持ちの台数分の受信機も買い替えになってしまうのです。
受信機は安くても6000円くらいはしますので、
メーカーを変える場合
買い換えるプロポの代金+(持ってる受信機の数×受信機代)=買い替え総額
に、なるのでメーカーは慎重に選びましょう。
プロポにも初心者向けのエントリーモデルから段階的にいろんなモデルがありますので、選ぶときは各社のエントリーモデルからハイエンドモデルまでを見て決めることをオススメします。
ただ、車選びの時と違いプロポは長く使えるので、この先もラジコンを続けていこうと思っていて予算に余裕がある場合には、ミドルクラス以上のプロポを選択するのも良いと思います。
プロポの性能の優劣については下記の3社(フタバ・サンワ・KO)であれば、どれも甲乙付け難いので、見た目や実際に持たせてもらった時の感覚や重さなどの好みで選んで良いと思います。
ちなみに、私はフタバユーザーです。
2020年現在の主要メーカー3社の特徴
フタバ:エントリーからハイエンド(エントリーモデル:送・受信機セット実売1万円くらい~)
他社より受信機は多少大きい 値段は安い アンテナレスモデルも豊富で比較的安価
初心者にオススメ。。。3PV
サンワ:エントリーからハイエンド(エントリーモデル:送・受信機セット実売1万円くらい~)
受信機サイズは小さいがアンテナ有り アンテナレスモデルは高価
初心者にオススメ。。。MX-6
KOプロポ:ミドルクラスからハイエンド(ミドルクラス:送・受信機セット実売2万円くらい~)
受信機サイズは最小クラス 価格も安い アンテナレスモデルは無し
初・中級者にオススメ。。。EX-2