ドジョウを2匹も釣るなんて、神様のご加護があったのだろう。
一匹目:9月10日、長期入院するつもりで重いバッグを2つ持って内科外来へ。主治医と話し合った結果、入院しての点滴抗がん剤ではなく錠剤のTS-1を選択した。
TS-1 25mg
4週間継続して毎日朝・夕服用し、その後2週間は休薬期間。これを1クールと呼ぶ。ということで、入院は必要無くなった。
二匹目のドジョウ:本日28日、強烈な点滴抗がん剤フォルフィリノックス投与を始める覚悟をして内科外来へ。主治医より、先ず血液検査をするよう告げられる。
理由は、先日のCTの結果がおかしいという。血液検査の結果、腫瘍マーカーCA19-9の数値は183.4と前回1月7日の190より若干下落している。(8月は883) CT で見ても腫瘍部分が、8月の2.8cm から1.7cm へ縮小しているという。俺にはいまだに信じられない。ぬか喜びではないだろうなー。
通常4か月の効果と言われているTS-1 がまだ効いているという主治医の所見。今後の治療方針を主治医とじっくり話し合い、さらに1クールTS-1を服用する結論に至る。また、入院の必要が無くなった。妻と大笑い。三匹目もあり得るかも。
相当な覚悟をもって受診したのだが、今後6週間は再び在宅療法の継続となった。腫瘍が縮小しているという事実に主治医も喜びを隠さず、素直に喜んでくれた。患者の俺は、「今であれば強い抗がん剤でも体力が持つのでは」と強がりを言ってみたが、主治医は、この効果を継続させることが最重要と位置づけ、最終的にTS-1 を継続することで納得。主治医の熱意を感じた。
結論としては、TS-1抗がん剤効果の個人差を身にしみて感じている。効果4か月と言いうのはあくまでも平均値であり、全ての患者に当てはまるわけではない。数か月効果継続の人もいれば、最悪、最初の数週間で副作用に耐えられない人もいると言う。実際、闘病ブログでそのように発信している。
俺の場合は逆で、まんだ効果が継続しているようだ。主治医と喜びを分かち合った後に、先日の手術の抜糸をしてもらった。これで、まだスイ癌治療の選択肢が2つ残されていることになる。
取りあえず、ラッキー!
抜糸後のポート(俺自身)