鷹揚な気持ちになる光景 | 龍馬と夢紀行

鷹揚な気持ちになる光景

梅雨の晴れ間となった昨日、

岐阜県の中濃地区からの帰路に東海北陸道の「関・各務原」区間が通行止に。   

 

致し方なく幹線道路で岐阜の関市から自宅の一宮市へ向かったのですが、

木曽川を越えて愛知県側の堤防道路を車で走っていると、

愛知県北西部で一番高い国営木曽三川公園「138タワー」が面前に。

 

「138タワー」のとは、

一(1)宮(38)市にちなんだ高さ138mのタワーで、

地上100mの展望階から360度のスカイパノラマで尾張平野を一望できる。

 

よくよく考えてみるまでもなく、

これまでに一度も登ったことがないことに気づいて、

今更との思いを抱きながらも足を向けてみることにしました。

 

さて、展望台から犬山城方面の眺望。

そして名古屋方面の南方に目を向けるとこんな感じ。

ちなみに○で囲った部分が名古屋駅前の高層ビルで、

□で示したのがたまたま目に入った母校(高校)。

 

慶長5年(1600)の関ヶ原の戦いの前哨戦で行われた河田木曽川渡河の戦い。

そのおりに東軍の池田輝政、浅野幸長、山内一豊ら18000の兵が、

清洲城から兵を進めて、我が母校(高校)を通過して戦いとなりました。

 

河田木曽川渡河の戦いで東軍が勝利すると、

米野の戦い、堅城として知られた西軍の岐阜城もわずか1日で開城。

そして信長の嫡孫だった城主・織田秀信は高野山に追放されることに。

 

こうして勢いをつけた東軍は、西へ進路をとり、

やがて関ケ原へ向かい天下分け目の戦いとなります。

 

それにしても日々の鬱情を晴らすような光景。

鷹揚な気持ちにさせられました。