覚悟が必要となる季節
今朝の名古屋は梅雨の晴れ間で、陽射しが眩く、
かつ特有のジメジメした蒸し暑さに額に汗しての出勤。
この梅雨の時期から名古屋は本格的な湿気や暑さとの戦いが始まり。
夏の激しい暑さを示す「暑威」という言葉は辞書にありますが、
どうやら蒸し暑さを表す「湿威」は存在しないらしい。
今日の名古屋は、そんな「暑威」と「湿威」を強く感じた日。
さて、過日に東京と兵庫から名古屋に転入してきた女性スタッフと四方山話。
名古屋の蒸し暑さに関して話をしていたのですが、
やはり体験したことがない名古屋の暑さに当初は閉口したそうです。
食欲も上がらず、体調も思わしくなく病院に駆け込むと、
夏バテとの診断を下されたといったことがあったらしい。
聞きしに勝る名古屋の蒸し暑さをまざまざと体験したとのこと。
名古屋の蒸し暑さは全国的に知れ渡っていますが、
長年当地に住んでいる者でもこの蒸し暑さは容易くありません。
京都のような 盆地でもないのに、どうして名古屋は蒸し暑いのか。
これに関して漫言なども含めて諸説あるようですが、
まずは日本列島に流れ込んできた北西から吹く風が、
鈴鹿山脈と養老山脈にあたってフェーン現象を起こす説。
また、伊勢湾の水深が浅くて海温が上がりやすい状況で、
海水の蒸発した水分によって湿度が高くなる説なども。
さらに車社会の名古屋は、道路幅が広く、道路周辺に低層階ビルが多く、
日陰が少なくて太陽光反射面積が広いことで気温が上がるという説まで。
巷間の俗説かもしれませんが、
色々なことが名古屋の蒸し暑さの要因として語られています。
今年の夏の長期予想では、今年もまた猛暑になるとの報道もありました。
容易に逃れられない名古屋の暑さ、
今日の35度の「暑威」とムシムシした「湿威」で、
今からそれなりの覚悟が必要と思わされました。