評価の見直しを求む | 龍馬と夢紀行

評価の見直しを求む

ここ数年前から、

豊臣秀長の肖像画を大和郡山市の菩提寺から許可をいただき、

自社の歴史商品各種に使用させてもらっています。

 

しかしながら少し地味目の豊臣秀長ということで、

メジャーな武将と比較すると商品への活用度合いは少なめ。

ところが再来年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」で豊臣秀長が主人公となり、

俄かに注目度が上がり始めている今日この頃です。

 

昨日も社内でそんな豊臣秀長について雑談をしていたのですが、

秀長の菩提寺と借用の交渉をしてくれているスタッフの話によれば、

菩提寺の住職も「大河ドラマの主人公となり驚いている」とのことで、

青天の霹靂そのものであったようです。

 

これまでの秀長の取り扱い方があまりのも疎漏千万で、

巷間でも、秀長が秀吉の親類であることは名前からして分かりますが、

具体的に弟であることを認知している人は一体どれほどいるのでしょうか。

そう思わざるを得ない状況が存在しています。

 

さて、私も再来年に向けて秀長に関する書籍を求めるべく、

会社近くの大型書店に出かけ物色するもどこにも見当たらない。

これこそが秀長の存在感たる証左のよう。

 

来年には平積みされるほどの秀長関連本が並ぶのでしょうが、

まだまだその状況には遠く及ばないそんな感じ。

こうなれば、頼るべきものは図書館になるのだろうか。

近々に訪ねてみたいと思います。

 

秀長は天下統一をひた走る兄・秀吉に代わって、

財政のやりくりや武将と兄の間を円滑にするべく仲をとりもち、

数々の合戦でも兄に代わって先陣をきるなどして活躍。

兄・秀吉の補佐役に徹して秀吉の天下取りを支えました。

 

再来年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」が、

秀長の評価の見直しになれば戦国ファンが喜び、

また新たなる戦国ファンが増えそうな気がする。

いや、そうなって欲しいと思うのです。