ワクワク、ドキドキ、ソワソワ | 龍馬と夢紀行

ワクワク、ドキドキ、ソワソワ

以前にも少し触れましたが、

このところ古書店や錦絵専門店からの目録が多く送られてきます。

 

その動きは活況を呈していることを感じさせるには充分な数で、

個人的に風趣に富んだ情景を眺めるような状況で楽しいものです。

 

ことの嚆矢は、やはり購入から始まりましたが、

購入頻度を増やして徐々に馴染みの店舗が増えてくると、

プロスペクトよりも先にこの手の目録が送られてきて、

既存客のアドバンテージを少なからず感じさせてくれます。

 

手元に届けられた目録を手にしながら、

冊子形式の目録を紐解く前のワクワク感、

そして目ぼしい物を紙面で認めたときのドキドキ感、

さらに注文のため在庫の有無を店舗に確認するまでのソワソワ感。

 

たかが目録といえども、

こうした気持ちまでも醸し出すファクターがあり、

ときにスリリングな展開までも用意されているからたまらない。

 

さて先週のこと。

別々の古書店の目録から二点を所望しましたが、

今まで以上にワクワク感、ドキドキ感、ソワソワ感が充満。

 

幕末系と戦国系の肉筆モノ2点を縁あって手に入れることができました。

 

幕末系の1点は、ペリー来航時の諸藩の警備受け持ちなどが

三浦半島と房総半島にびっしりと書き込まれた「黒船来航防御之図」。

これまで見てきたものとは大きく異なり、

とても内容が詳細で魅力的な彩色絵図(肉筆画)となります。

 

さらに戦国系の1点は、

成田親泰が築いた忍城の絵図「天正年間成田氏忍城之図」です。

 

忍城は利根川、荒川に近い沼沢地を利用した関東型の沼城。

〝天正年間(1573-1592)〟が示すように、

石田三成による忍城の水攻めが行われた頃の絵図となりますが、

本肉筆画はその時代のものではなく後年の写しによるもの。

 

共に今後は自社歴史商品の図版としての使い道が用意されていますので、

今回購入した肉筆画2点についてテンション爆上がりです。

 

過日、「黒船来航防御之図」は送られてきましたが、

「天正年間成田氏忍城之図」は本日振り込みを完了しましたので、

今週中には私の手元に届けられることになるでしょう。

 

また、このブログで紹介をさせてもらいます。