紅白歌合戦で懐かしむ
こところ紅白歌合戦を生放送で観ることがなくなりました。
特にここ数年に限っては、
アーティスト名すら明確に把握することができない体たらくで、
時代の趨勢に対応しきれない自分に対してぼやくこと頻り。
昨年末も半数近くのアーティストと楽曲が一致せず、
もう明らかに脱落状態となり、生放送での視聴は無理と自己判断。
今年は録画ではなく「NHKプラス」での視聴とし、
好みのアーティストのパフォーマンスだけを楽しみました。
個人的には46年ぶりの紅白出場となった「伊藤蘭」。
「年下の男の子」「ハートのエースが出てこない」「春一番」、
懐かしのキャンディーズ・メドレーを拝聴させてもらいました。
〝キャンディーズ〟は近寄り難いアイドルではなく、
むしろファンとの交流を大事にしていたアイドルグループ。
それが「普通の女の子に戻りたい」との解散宣言で世間を驚かせ、
ラストシングル「微笑みがえし」で念願のオリコン1位を獲得。
この1位獲得の背景には、
まさにキャンディーズ親衛隊の存在があったのです。
それゆえにスタジオでの親衛隊応援ということになったのでしょう。
とても心憎い演出になっていたように感じます。
そして、今回の紅白のテーマがボーダーレスということで、
NHKにもかかわらずTBSの「ザ・ベストテン」の話題がなされ、
寺尾聰が「ルビーの指環」で登場し、黒柳徹子と掛け合いを。
当時、「ザ・ベストテン」で「ルビーの指環」が1位12週を樹立。
それを記念して作られた椅子がありました。
ひょっとすると、日本で1番有名な椅子かもしれません。
「ルビーの指環」が流行った翌年に広告代理店に入社した私は、
TBSでの研修が行なわれた時に、
こっそりとその椅子に座ったこと思い出しました。
懐かしいことが蘇り楽しませてもらいました。