京の冬の旅 | 龍馬と夢紀行

京の冬の旅

今日は自宅を7時半に出て岐阜羽島駅から新幹線で京都へ。

片道35分で往復70分のお供は、『吉村昭の人生作法』(谷口圭子著)。

好きな作家の一人である吉村氏の仕事の流儀を学ぶ。

 

さて、9時前には「お稲荷さん」の総本宮である伏見稲荷に到着。

やはりこの時間でも参拝者はことのほか多く、

そして何よりも中国系をはじめとする外国人の賑やかさが目につく。

京都に限らずインバウンド消費の凄さを間接的に体現。

 

伏見稲荷を後にして向かったのは、

今日から始まった「京の冬の旅」に組み込まれている東寺。

今回は東寺の五重塔内部が特別公開となっていますが、

慶応4年(1868)に鳥羽伏見の戦いのおり東寺は薩摩藩の本陣となり、

西郷隆盛がこの五重塔に上がり伏見の戦局を眺めたといいます。

 

そんなことを思い浮かべながら五重塔の初層内部に入りましたが、

かつては極彩色で彩られていたと思われる初層内部は、

さすがに経年劣化などにより色褪せたものとなっていました。

しかしながら密教空間を味わうには充分なものを感じることができます。

 

そして五重塔の各層を貫いている心柱が、

透明ガラス越しに目にすることができるから凄い。

 

その後は、京都駅まで戻って地下鉄烏丸線「今出川」へ向かい、

相国寺承天閣美術館で開催中の「若冲と応挙」を観覧。

さらに烏丸線「烏丸御池」で降りて京都文化博物館で開催中されている

「シュルレアリスムと日本」と「異界へのまなざし」も鑑賞。

今日の昼食は、「萬重」で京料理を堪能し、

京都文化博物館近くの人気店「松之助 京都本店」でケーキを。

見た目以上に驚きの美味しさに脱帽。

生憎、今日もまた減量に失敗した1日となりました。