晋作が龍馬を上回った
今日は弊社の幕末監修者と年内最後の昼食を共にしました。
今日は氷点下近くまでの冷え込んだ京都から
名古屋の文化センターの受け持ち講座のために来名されましたが、
名古屋の朝も京都と相違ない冷え込みに感じられたようです。
さて、今日も昼食を摂りながら四方山話になりましたが、
年末ジャンボ宝くじに纏わる話の展開から、
監修者の知人で宝くじが当たると評判の神社の話になりました。
超自然的な存在に依存する傾向にある社会であることは明白ですが、
話を聞き込んでいくと超自然的ではないように感じるから不思議。
運というものは他律的のように思われがちですが、
それを呼ぶこむための自律的なことも忘れてはならないようです。
そんなことなどをきっちりとできれば、
たまには年末ジャンボを購入することも悪くはありません。
さて、年末ジャンボのような宝くじだけに限らず、
書幅の購入についてもある種の運みたいなものもあるように感じます。
過日の人気某鑑定番組で高杉晋作の書状が出ました。
歴史マニアの方がネットオークションで落札した高杉の書状。
最低落札価格15万円からのスタートに対して、
おそらく他の入札参加者がいなかったのでしょう。
15万1000円の値付けでそのまま運良く落札されたそうです。
その書状の鑑定結果はというと、
はじき出された金額は驚愕の「20,000,000万円也」。
基本的に高杉関連は巷間に出ないという既成概念にとらわれて、
私は真筆ではないと高を括っていましたのでただただ吃驚。
それにしても、
政治的・歴史的な内容を伴わない日常的なほのぼのとした書状に対して、
龍馬の書簡を上回る金額がつけられたことの方が驚き。
この歴史マニアの方は、目利きでもあるのでしょうが、運も良い。
羨ましいと思いながら凝然としてテレビを観ておりました。