〝武士目線〟での切り口
明日、「どうする家康」が最終回を迎えます。
いつもながら振り返ってみるとあっという間の一年間でした。
前回の戦国モノの大河ドラマ「麒麟がくる」に引き続き、
今回も資料提供の役割で大河ドラマ制作に尽力された小和田泰経氏。
お父様は時代考証を務められた小和田哲男・静岡大学名誉教授で、
お二人ともに弊社の歴史商品の監修をお願いしています。
昨日、(株)能率協会マネージメントセンターから郵送物が届きました。
新手の営業案内ツールなどが入っているのかと思いきや、
既述の小和田泰経氏が能率協会マネージメントセンターから上梓した
新刊書籍の献本が著者代送の形で版元から送られてきたのです。
小和田泰経氏の新刊は『武士目線で語られる日本の城』です。
書籍名に〝武士目線〟とあることから、
これまでにないキーワードでの切り口にワクワク感満載。
まだ目を通していませんので、本の紹介文を拝借します。
〜江戸時代屈指の教養人として知られる荻生徂徠。
『清談』をはじめとした数々の著書を残しましたが、
その中に軍学や武士の心得について纏めた書物『鈐録』が存在します。
そして、この『鈐録』に収録されている「城制」の章こそ、
実は現代多く存在する日本のお城解説本の源流とも言える内容です。
そこには、城と文字通り共存していた武士や学者たちが、
城をどのように研究・実用化していたかがリアルに描かれていました。
今回、その『鈐録 城制』を中心としたお城の解説が、
日本城郭協会で理事を務める著者の手により現代語訳化!
江戸時代の人物目線で「城の存在意義」から「城攻めや防衛方法」まで、
図解などを交えて解説しています。〜
江戸中期の儒学者で教養人の荻生徂徠から学ぶお城の教養、
興味のある方は是非ともお読みください。